株式会社Shake、求人の月別応募率は最大約1.6倍変動すると発表
求人媒体の運用代行サービス「HRShaker」を手掛ける株式会社Shakeは、支援先の中小企業107社における運用データをもとにした分析レポートを公開した。調査によると、求人のクリックから応募に至る率は暦月によって変動し、最も高い月と低い月で約1.6倍の差が生じることが明らかになった。同社は、応募数の増減には時期的な要因が含まれるため、週次の応募数だけで求人原稿の良否を判断しないよう呼びかけている。
秋口に高まり年末年始に落ち込む「応募率の波」
同社の実測データによると、クリックから応募に至る率は暦月で明確に変動する。月別では10月2.48%を頂点に、8月2.28%、9月2.23%と秋口が高く、12月1.56%、1月1.60%、2月1.63%と年末年始が低い水準となり、最高と最低の差は約1.6倍となった。この結果から、同社は同じ原稿や同じ条件であっても、掲載する時期だけで応募数が6割増減しうるとしている。

パーソルキャリアのdoda転職求人倍率においても、求人掲載は11月がピークで9〜10月から市場が活発化するとされており、同社の実測傾向と整合している。なお、今回の分析において、応募数はWeb経由の応募のみを計上(電話応募等は含まない)しており、月別応募率はクリックから応募完了率の暦月合算で、数値は小数第2位を四捨五入している。

曜日や時間帯による求職者の動向仮説

月単位で差が出ることから、同社はより細かい単位にも波がある可能性が高いとし、現時点の仮説として以下の構造を想定している。

- 在職中の転職希望者は業務外時間に動くため、平日夜と日曜夜に閲覧・応募が寄る構造
- パート・主婦層は子どもを送り出した後の午前帯にあたる平日日中に動く構造
- 週明けの「今の職場を辞めたい」需要により、月曜に検索が増える構造
時期の波を前提とした求人運用のポイント
応募数の変動には原稿の良し悪しとは無関係な時間の波が含まれるため、同社は以下の運用ポイントを挙げている。
- 週次の応募数だけで原稿の良否を判定せず、表示回数・クリック率とセットで確認する(同社データでは表示870回で1応募が平均水準)
- 12月・1月の応募減は異常ではないため、撤退判断はこの時期を避ける
- 求人の更新や新規掲載は、市場が動き出す前の8月末・9月に仕込む
- 応募への返信は当日中に行い、業務外時間の応募には翌朝一番に対応して機会損失を防ぐ
株式会社Shakeの概要と調査概要
株式会社Shakeは、富山と東京の2拠点で中小企業の成長を支援している。求人媒体の運用代行「HRShaker」のほか、AIによる業務自動化を行う「AIShaker」、ブランド構築を手掛ける「BRANDShaker」を展開している。代表取締役は西野集氏が務める。
会社概要および本調査の概要は以下の通り。
- 会社名:株式会社Shake
- 所在地:富山県富山市上袋599−1/東京都目黒区青葉台2-17-11 202
- 代表者:西野集
- 事業内容:中小企業向け採用支援サービス「HRShaker」の運営
- 会社URL:https://shakeinc.co.jp/
- 分析主体:HRShaker(株式会社Shake)
- 分析対象:当社が採用支援を行う中小企業107社のIndeed・Airワーク採用管理の運用データ(求人原稿5,578本、求人表示回数6,090,817回、応募数7,003件)
- データ期間:2025年5月〜2026年8月
本記事は株式会社Shakeの発表(パーソルキャリアのdoda転職求人倍率のデータを含む)をもとに作成しています。
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