六興実業が運送会社向けドライバーアプリを提供開始 現場情報をデータ化
200社以上のトラック運送会社の経営を支援する六興実業株式会社は、運送会社向けに開発した「ドライバーアプリ」をリリースした。同サービスは2026年9月1日より提供を開始しており、2026年10月30日には公式ホームページにサービスページを公開している。ドライバーの勤怠や日常点検、日報といった日々の業務をスマートフォンで完結させるとともに、現場の情報をデータ化する仕組みを提供する。

トラック運送業界では、ドライバー不足や高齢化に加え、燃料費をはじめとするコストの上昇が続いている。事業者の9割超を占める車両50台以下の中小事業者では、紙の日報や帳票が業務に残り、経営判断に必要なデータの整備まで手が回らない状況も少なくない。
また、2025年6月に成立した改正貨物自動車運送事業法により、事業許可の更新制への移行や「適正原価」の告示が決まっている。適正原価は「1時間あたり固定費」と「1kmあたり変動費」をもとに算出するルールになる予定だ。さらに、未払い残業代の請求期間の延長や、荷主に荷待ち時間・荷役作業時間の短縮や積載効率の向上を求める物流効率化法の改正など、事業環境の変化が進んでいる。
六興実業では、これからの運送会社において「原価管理」「労務管理」「安全管理」「運行管理」「稼働率管理」の5つの管理がより重要になると捉えている。同社は2023年10月の創業以来、「トラック経営の見える化」サービスを通じて200社以上のトラック運送会社を支援してきたが、運賃交渉や配車の見直しに必要な現場情報が紙の日報や記憶の中に残っている課題があったことから、それらをデータ化する入口として本アプリを開発した。

ドライバーアプリは、手持ちのスマートフォンから利用でき、専用アプリのインストールは不要となっている。主な特長は以下の通りである。
- 安全管理・運行管理・労務管理をアプリで完結:日常点検や日報、運行指示、ヒヤリハット報告、勤怠報告などをスマートフォン上で完結できるほか、写真登録機能による運行指示書や受領書の共有も可能。
- 「稼働率」の見える化:荷主ごと・荷卸し先ごとの荷待ち時間やその理由、積込・荷卸作業の時間、トラックごとの積載状況や荷台の空きスペースなどをデータ化し、交渉材料や料金の根拠、配車見直しに活用できる。
- 自社仕様のカスタマイズ:把握したい項目や荷主への報告が必要な項目など、入力項目や機能を自社に合わせて設定可能で、項目を絞ったスモールスタートにも対応する。
- データの経営活用:集めたデータは集計・分析できるほか、勤怠や請求の元データとして活用でき、「トラック経営の見える化」サービスと組み合わせた経営改善支援につなげる。
なお、同アプリは読売新聞(茨城版)の2026年10月10日付や、茨城新聞の2026年10月20日付の紙面でも取り上げられた。

代表取締役の段林修平は、これまで200社以上の運送会社の数値を見るなかで、運賃交渉や配車の見直しに必要な現場の情報をデータ化する入口として本アプリを開発したと説明しており、日報や点検をスマートフォンへ置き換えるところから始められるとしている。
利用料金
ドライバーアプリの利用料金体系は以下の通りとなっている。
- 初期費用:0円
- 月額費用:700円/1アカウント
- 初月無料
- 1アカウントから利用可能
- 契約期間の縛りなし
- アプリのインストール不要
六興実業株式会社の概要
六興実業株式会社は、茨城県つくば市に本社を置く運送会社向け経営支援企業である。2025年10月には株式会社北総運輸(千葉県富里市)をグループ化し、実運送会社の経営現場でもサービスを実践している。
- 会社名:六興実業株式会社
- 代表者:代表取締役 段林 修平
- 設立:2023年10月17日
- 本社所在地:茨城県つくば市東新井13-2 関友ウエストビル 401号室
- 事業内容:トラック運送会社向け経営支援サービスの提供 等
- 公式HP:https://www.rokko-jitsugyo.co.jp
本記事は六興実業株式会社の発表をもとに作成されています。
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