神保町シアター、泉鏡花ら文豪の文芸映画特集を11月7日から開催へ
名画座の神保町シアターは、2026年11月7日(土)から11月27日(金)まで、特集上映「泉鏡花と幻想・耽美の文芸映画」を開催する。泉鏡花を中心に、夏目漱石、谷崎潤一郎、江戸川乱歩、川端康成ら文豪たちが描いた幻想・耽美の世界を映像化した作品を紹介する企画となっている。期間中は、寺山修司が手掛けた作品を含む全10作品がフィルムで上映される予定だ。
鏡花文学を映像化した名作群を上映
特集上映では、戦前から幾度も映画化されてきた名作『婦系図』について、市川雷蔵(作品一覧では市川雷藏と表記)主演の版が上映される。また、舞台で主演を務めてきた坂東玉三郎が自らメガホンを取った『天守物語』や、淡島千景、山本富士子、若尾文子らが出演する市川崑監督の『日本橋』、野淵昶監督の『瀧の白糸』が上映作品に選ばれている。
他の文豪たちの名作映画や寺山修司監督作も登場
泉鏡花の作品以外にも、川端康成の官能的な原作を田村高廣主演で映画化した吉村公三郎監督の『眠れる美女』や、夏目漱石の「夢十夜」を原作としたオムニバス映画『ユメ十夜』が上映される。さらに、谷崎潤一郎原作の『お琴と佐助』や『乱菊物語』、加藤泰監督による『江戸川乱歩の陰獣』もラインナップされた。番外編としては、鏡花に強い影響を受けた寺山修司が原作・監督を手掛けた『田園に死す』も上映される。
特集上映の概要と上映作品リスト
開催概要および上映される全10作品の詳細は以下の通り。上映スケジュールや作品詳細等は劇場のホームページに掲載されている。
- 期間: 2026年11月7日(土) ~ 11月27日(金)
- 会場: 神保町シアター(千代田区神田神保町1-23 TEL.03-5281-5132)
- 入場料金: 一般1400円、シニア1200円、学生1000円
- 休館日: 11月10日(火) ・11月17日(火) ・11月24日(火) は、設備点検のため休館
- 神保町シアター ホームページ: https://www.shogakukan.co.jp/jinbocho-theater/
- 特集上映ページ: https://www.shogakukan.co.jp/jinbocho-theater/features/2026-11-07_izumi-kyoka.html
上映作品:
- お琴と佐助(昭和36(1961)年、監督=衣笠貞之助、原作=谷崎潤一郎、出演=山本富士子、本郷功次郎、川崎敬三)
- 天守物語(平成7(1995)年、監督=坂東玉三郎、原作=泉鏡花、出演=坂東玉三郎、宍戸開、宮沢りえ)
- 日本橋(昭和31(1956)年、監督=市川崑、原作=泉鏡花、出演=淡島千景、山本富士子、若尾文子)
- 瀧の白糸(昭和27(1952)年、監督=野淵昶、原作=泉鏡花、出演=京マチ子、森雅之、浪花千栄子)
- 乱菊物語(昭和31(1956)年、監督=谷口千吉、原作=谷崎潤一郎、出演=池部良、八千草薫、浪花千栄子)
- 眠れる美女(昭和43(1968)年、監督=吉村公三郎、原作=川端康成、出演=田村高廣、香山美子、山岡久乃)
- 婦系図(昭和37(1962)年、監督=三隅研次、原作=泉鏡花、出演=市川雷藏、万里昌代、船越英二)
- 田園に死す(昭和49(1974)年、監督・原作=寺山修司、出演=八千草薫、春川ますみ、新高恵子)
- 江戸川乱歩の陰獣(昭和52(1977)年、監督=加藤泰、原作=江戸川乱歩、出演=あおい輝彦、香山美子、川津祐介)
- ユメ十夜(平成18(2006)年、11人の監督による10作のオムニバス映画、原作=夏目漱石、出演=小泉今日子、緒川たまき、松山ケンイチ)
本記事は神保町シアターの発表をもとに作成。


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