SBI損保、生成AI搭載のMSYS Omnisを11月2日に本格導入へ
SBI損害保険株式会社と丸紅I-DIGIOグループの丸紅情報システムズ株式会社は、生成AIを搭載した通話音声のリアルタイムテキスト化・文章要約ツール「MSYS Omnis(エムシス オムニス、以下「Omnis」)」を、2026年11月2日よりSBI損保のコンタクトセンターおよび損害サービスセンターで本格導入する。
両社は2026年2月から計80席で概念実証(PoC)を実施しており、「品質」「効率」「安全性」において一定の効果が確認されたことから本格導入を決定した。SBI損保は、業務効率化によって生まれる時間を、より一層の顧客への丁寧な対応や応対品質の向上に生かしていく方針だ。
80席でのPoCを経て効果を確認
顧客ニーズの高度化や多様化に伴い、コンタクトセンターや損害サービスセンターにはこれまで以上に迅速かつ正確な応対が求められているという。
こうした環境のなか、東京都港区に本社を置き小野尚が代表取締役社長を務めるSBI損保は、応対品質の向上と業務効率化を目的として、2026年2月からコンタクトセンターおよび損害サービスセンターの計80席でOmnisを活用した概念実証(Proof of Concept、PoC)を実施してきた。検証の結果、特に重要と考えられる三つの観点である「品質」「効率」「安全性」において一定の効果が確認されたことから、今回の本格導入に至った。

本格導入するツールの概要
本格導入されるOmnisは、東京都文京区に本社を置き佐藤由浩が代表取締役社長を務めるMSYSが提供するクラウド型のコンタクトセンター向け音声テキスト化サービスである。強固かつセキュアな基盤である Google Cloud Platform を活用して構築されており、用途に応じた音声テキスト化エンジンの選択に対応する。CRM や VoC 分析ツール、応対品質評価サービスとの連携も可能で、コンタクトセンターにおける業務効率化とデータ活用を幅広く支援するとしている。
導入される主な機能は以下の通り。
- 通話内容をリアルタイムでテキスト化し、生成AIが要約。電話応対履歴の入力業務やVoC(Voice of Customer:お客さまの声)の登録業務など、従来オペレーターがお客さまとの対応後に手作業で行っていた処理業務を効率化し、記録内容を標準化
- 通話内容に応じて、関連する社内FAQを瞬時にオペレーターに提示
- 感情分析機能や管理者によるリアルタイムのモニタリングで、サポート体制を強化
製品URL:https://www.marubeni-idigio.com/product/msys_omnis/
今後の活用方針
今後について両社は、通話データを蓄積し、応対品質の評価を行うことやオペレーターの育成への活用についても検討していくとしている。SBI損保とMSYSは、引き続きDX推進を通じたさらなる業務の効率化および提供サービスの品質向上に取り組み、顧客に選ばれる存在を目指す構えだ。
会社概要
- SBI損害保険株式会社
- 本社所在地:東京都港区六本木1-6-1
- 設立:2006年6月1日
- 資本金:110億円
- 事業内容:損害保険業
- URL:https://www.sbisonpo.co.jp/
- 丸紅情報システムズ株式会社
- 本社所在地:東京都文京区後楽二丁目6番1号
- 設立:1965年5月19日
- 資本金:15億6512万円
- 事業内容:コンピュータ、ネットワーク、情報システム等における最先端技術を基軸として、あらゆる産業のITライフサイクル全般に対するソリューションを提供すること。
- URL:https://www.marubeni-idigio.com/
本記事はSBI損害保険株式会社および丸紅情報システムズ株式会社の発表をもとに作成。
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