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バルカー、VALQUA SPMを刷新 日常工事に対応し2026年10月提供へ

東京都品川区に本社を置く株式会社バルカー(代表取締役会長 CEO:瀧澤利一)は、プラント施工管理システムVALQUA SPMを大幅にリニューアルし、2026年10月より提供を開始する。従来の定期修繕における工事管理に加え、日常工事にも管理対象を広げることで、工事の計画や進捗、関連書類、履歴を一つのシステムで扱えるようにする。工事の種類をまたいだ情報の活用を可能にし、現場における保全業務の効率化を支援する。

日常工事への対象拡大とリニューアルの背景

工場やプラントでは、設備の老朽化や熟練作業者の減少に加え、工事や点検の管理が複雑化していることが課題となっている。工事の申請や許可に必要な書類への対応など、現場で扱う情報も多岐にわたる。

プラントの保全業務には、予定された大規模な定期修繕と、日々発生する日常工事がある。日常工事で対応できない案件を定期修繕で実施したり、定期修繕で対応できなかった案件を日常工事や次回の定期修繕に引き継いだりするため、両者の情報を関連付けて確認する必要があった。

また、紙やExcel、メール、ホワイトボードなど複数の手段で工事情報を管理している現場では、作業の進捗や必要書類を確認する際に情報を探す手間が生じていた。こうした背景を踏まえ、バルカーは定期修繕を対象としてきたVALQUA SPMの管理範囲を日常工事へ広げ、工事情報を一元管理できる仕様への刷新を決定した。

VALQUA SPMのリニューアル版では、現場の管理業務を支える複数の機能が備わる。主な特長は以下の通りである。

  • 定期修繕と日常工事の一元管理:定期修繕と日常工事を一つのシステムで管理し、工事の種類をまたいで情報を参照・活用できるようにすることで、案件の引き継ぎや過去の対応内容の確認を支援する。
  • 工事情報の分析・可視化:工事情報を集約してダッシュボードで可視化する。協力会社ごとの工事実績の分析や、定期修繕で対応した内容とその後の不具合発生状況の確認を通じて、修繕内容の検証や次回以降の計画への活用を支援する。
  • 現場の帳票に合わせた設定:紙帳票の構成をもとに多様な入力形式を設定できる帳票設計機能を備え、現場の運用フローに合わせた設定に対応する。
  • 工事・許可証・機器情報の台帳化:工事、許可証、機器の情報を台帳で管理する。機器の仕様や設置場所、関連資料と工事履歴を紐づけ、必要な情報を確認できるようにする。
  • 工程表による進捗管理と過去実績の活用:工程表を協力会社と共有し、関係する部門やチームで工事の進捗を確認できる。工事が追加された際には変更履歴を残せるほか、過去の工程表を翌年の修繕計画や別案件のベースとして活用できる。

法令対応や安全管理に向けた今後の機能拡充

VALQUA SPMは今後、法令対応と安全管理を支援する機能の拡充を予定している。具体的には、官庁への申請業務を一元管理する機能や、必要な許可が下りるまで着工を制御する仕組みの追加を検討している。

さらに、工事場所を示す工事のプロット図を一元管理し、当日の工事場所をシステム上で可視化する機能の開発も進めている。バルカーは、蓄積した保全・不具合データを設備の管理に生かせるよう、引き続きVALQUA SPMの機能開発を進めるとしている。

VALQUA SPMは、プラント工事の計画策定から進捗管理、検収、履歴の保存までを支援するサービスとして2022年に発売された。サービス概要のURLは以下の通りである。

  • サービス概要:https://spm.valqua.co.jp/

提供元である株式会社バルカーは1927年創業の企業で、産業用シール材や高機能樹脂製品を提供している。企業理念であるTHE VALQUA WAYのもと、製品(ハード)とエンジニアリングサービス(ソフト)を融合したH&S(ハード&サービス)企業への変革を進めている。

本記事は株式会社バルカーの発表をもとに作成。

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