りぷらす、海外在住者を対象に日本の親の介護に関する実態調査を開始
宮城県石巻市に本部を置く一般社団法人りぷらすは、海外で暮らす人が抱える日本に住む親の介護への不安や課題を把握するため、実態調査「Caring for Parents in Japan from Abroad」を開始した。調査期間は2026年10月20日(火)から12月20日(日)までで、オンラインを通じて匿名で実施される。集計結果は2027年1月にレポートとして公開され、無料のオンライン報告会でも共有される予定となっている。

調査の背景と目的
外務省の調査(2025年10月1日現在)によると海外で暮らす日本人は約130万人にのぼり、そのうち約4割が北米に居住している。一方、日本国内では厚生労働省のまとめ(2024年3月末)で要介護認定者が約708万人に達しており、経済産業省の試算では2030年に仕事をしながら家族の介護を行う「ビジネスケアラー」が約318万人になると見込まれている。
海外から日本の親の介護に向き合う人が増えるとみられるなか、同法人が確認した範囲では海外在住者を対象としたまとまった調査は見当たらなかったという。また、同法人が2026年10月に開催した無料オンラインセミナー「海外で暮らしながらでも出来る!日本に住む親の介護サービスの探し方」においても、「介護保険の仕組みがよく分からない」「どこに相談すればよいか分からない」といった悩みが寄せられていた。
調査で明らかにする内容
本調査では、遠隔地からの介護に関する実態を探るため、以下の点について回答を求める。
- 親の住む地域の相談窓口や、介護保険の申請方法を、どのくらいの人が知っているか
- 介護が必要になったとき、何に頼りたいと考えているか
- 制度、費用、施設、離れていることなど、何に不安を感じているか
- 親の将来の暮らし方について、親の希望と自分の考えに違いはあるか
- どのような支援があると助かるか
調査の概要と参加特典
アンケートは所要時間約5分で、国籍を問わず幅広く回答を受け付けている。
- 対象:海外に住み、日本に親(義理の親を含む)がいる方。駐在員とそのご家族、現地で働く方など(国籍は問いません)
- 期間:2026年10月20日(火)〜12月20日(日)
- 方法:オンラインのアンケート(約5分・匿名)
- 回答URL:https://forms.gle/butYGX7hkmtRBdth8
回答者には、介護保険の概要や施設見学のチェックポイント、家族で話しておくべき事項をまとめた「帰国時サポートリスト」(A4・4ページ)が提供される。また、同法人では日本人会や商工会などの団体、海外に社員を派遣する企業に対しても、会員や駐在員への案内協力を呼びかけている。
代表者コメントと法人概要
一般社団法人りぷらすの代表理事を務める橋本大吾氏は、家族の介護を機に体調を崩したり仕事を辞めたりする人をなくしたいとした上で、「その第一歩として、まずは海外で暮らす方々の実態を知ることから始めます」としている。
法人の概要は以下の通り。
- 名称:一般社団法人りぷらす(2013年設立)
- 所在地:宮城県石巻市相野谷字今泉前29-3
- 代表者:代表理事 橋本大吾
- 事業内容:介護・障害福祉事業、企業における仕事と介護の両立支援、地域の健康づくり
- URL:https://www.replus.or.jp
本記事は一般社団法人りぷらすの発表をもとに作成。
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