クラスメソッド、AWSと5年間の戦略的協業契約を締結 AI検証拠点も開設へ
Amazon Web Services(AWS)プレミアティアサービスパートナーであるクラスメソッド株式会社は、AWSと新たに5年間の戦略的協業契約(SCA:Strategic Collaboration Agreement)を締結したと発表した。古いシステムの刷新やセキュリティ対策、運用支援、業種別ソリューションの提供を進め、初年度に30社での本番導入を目指す。中核拠点として、2026年11月2日には体験・検証拠点「AI Experience Center」を開設する計画だ。
自社実践「Client Zero」に基づくAI活用支援
今回の協業は、クラスメソッドが自社を最初の顧客として先行実践する「Client Zero(クライアントゼロ)」戦略に基づくものとなる。自社が最新技術の最初の実践者となり、そこで得た成果や課題を実践知として体系化して顧客へ還元する。
社内ではAmazon Bedrock、Kiro、Amazon QuickなどのAIサービスをシステム開発などの業務に活用しており、2025年11月から2026年6月にかけて実施したクラスメソッド内中規模プロジェクトでの実測値によると、AI駆動開発によってコーディングの生産性は5倍、プロジェクト全体の生産性は2倍に向上したとしている。
契約に基づく主な取り組みとして、システムの刷新とセキュリティ対策、導入後の継続的な運用支援、製造・小売・金融を中心とした業種別のソリューション提供などを進める。
古いシステムの刷新では、AWS Transformの活用支援と移行ノウハウを組み合わせ、アプリケーションやデータベース、データ基盤を含めて最新環境へ移行する。セキュリティ面ではAWS Security HubやAmazon GuardDuty、AWS Security Agentを活用して監視や侵入テストを継続的に行う。
移行後のシステム運用はクラスメソッドがマネージドサービスとして担い、Amazon BedrockやAWS DevOps Agentを活用して障害調査やトラブル対応などの日常業務を自動化する。また、製造・小売・金融向けのAIソリューションを順次開発・提供し、初年度に30社での本番導入を目指す。2026年11月2日に開設予定の「AI Experience Center」では、ユースケースの選定から試作、設計、運用体制の構築までを一貫して支援する。
今後の展開として、AIをロボットや設備と組み合わせ、工場や物流などの現場業務へ支援範囲を広げていく。すでに防災関連企業とフィジカルAIの共同研究を進めており、AIロボットと消防設備を連携させた消火実験や、実際の建物での捜索・救助実験を実施している。
あわせて、Amazon SageMaker AIでのモデルの学習と改良や、AWS IoT Greengrassによる機器への展開など、AWSのロボット開発・運用向け機能を活用し、現場でリアルタイムに推論しながらモデルを継続的に改善する仕組みづくりを進める。
クラスメソッド代表取締役の横田 聡氏は、レガシーシステムの刷新からAIの本番導入まであらゆる段階で伴走し、企業の持続的な成長を支えていく方針を示している。また、Amazon Web Services スペシャリスト&パートナー担当バイスプレジデントのルバ・ボルノ(Ruba Borno)氏は、クラスメソッドが自社を変革した学びを顧客の本番環境での成果へとつなげているモデルを評価している。

- 本社所在地:東京都港区西新橋1-1-1 日比谷フォートタワー26階
- 代表者:代表取締役 横田 聡
- 事業内容:クラウド導入支援、ビッグデータ基盤構築、モバイルアプリ開発、LINE技術支援、AI/機械学習技術支援
- オフィシャルサイト:https://classmethod.jp/
本記事はクラスメソッド株式会社の発表をもとに作成。
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