大和クレス、高耐久コンクリートLSクリートを建設技術展示会に出展へ
コンクリート製品の製造・販売を手がける大和クレス株式会社は、2026年10月29日(木)・30日(金)に広島県立広島産業会館で開催される「ひろしま建設イノベーション2026」に出展する。同社は、石灰石微粉末を混和材として活用した高耐久プレキャストコンクリート「LSクリート」を紹介する予定だ。会場では、社会インフラの長寿命化やライフサイクルコスト(LCC)の縮減に向けた技術特徴や活用事例をパネル等で解説する。
石灰石微粉末の活用で中性化を抑制し耐久性を向上
LSクリートは、石灰石微粉末(LS)を混和材として使用した高流動コンクリート技術である。セメント量を増やさずに必要な粉体量を確保することで、流動性と材料分離への抵抗性を両立させている。工場で製造するプレキャストコンクリート製品に使用することで、安定した品質を確保しながら製造できる点も特徴としている。

鉄筋コンクリート構造物では、中性化の進行により鉄筋を保護するアルカリ性が低下し、腐食リスクが生じる場合がある。LSクリートは一般的なコンクリートと比較して緻密性が高く、実験によって中性化の抑制効果が確認されている。これにより製品の耐久性向上を図り、供用期間中の点検や補修、更新費用を含めた長期的な維持管理コストの縮減に貢献することを目指している。
道路やトンネルなど多様なプレキャスト製品へ展開
LSクリートは特定の一製品に限らず、幅広い土木構造物向けのプレキャストコンクリート製品に適用できる。展示会では、以下の製品への活用事例が紹介される予定だ。
- Dボックスカルバート
- GLウォール
- スタックウォール
- スラっと側溝
- アプロンⅡ
- トンネル監査廊用側溝
- 簡易床版
出展製品のうち「アプロンⅡ」は、張出幅が0.80m~2.80mの0.5mピッチの5種類あり、標準高さから1.0mまで0.1mピッチで壁高を調整できるプレキャスト張出歩道である。また道路用プレキャストL型擁壁である「GLウォール」は、鉄道近接区間など様々な現場で使用されている。
なお、LSクリートは「広島県建設分野の革新技術活用制度」に登録されている技術であり、令和3年度までの長寿命化技術活用制度からの登録を経て、これまでにも実際の工事への採用実績を有している。
展示会概要と出展内容
「ひろしま建設イノベーション2026」は、「建設技術フォーラム2026 in ちゅうごく」と同時開催される。当日はパネル展示のほか、担当者が技術的な特徴や導入メリットについて説明を行う。
- 展示会名:ひろしま建設イノベーション2026
- 同時開催:建設技術フォーラム2026 in ちゅうごく
- 開催日時:2026年10月29日(木)10:00~16:30、10月30日(金)9:30~15:30
- 会場:広島県立広島産業会館 東・西展示館
- 所在地:広島県広島市南区比治山本町12-18
- ブース番号: 4
- 入場料:無料
- 展示会公式サイト:https://www.ctfc2026.com/
同社広島営業所係長の大森 元太氏は、構造物を長く安全に使い続けるための耐久性がコンクリート製品に求められているとし、実際の製品への活用事例を交えながら特徴やメリットを伝えたいとしている。
大和クレス株式会社の概要
大和クレス株式会社は、岡山県岡山市中区藤原西町2丁目7-34に本社を置き、代表取締役社長を林 美佐氏が務めるコンクリート製品メーカーである。1964年(昭和39年)2月に設立され、道路や河川などの社会インフラ整備に関わるプレキャストコンクリート製品の製造・販売を展開している。
- 会社名:大和クレス株式会社
- 設立:1964年(昭和39年)2月
- 事業内容:プレキャストコンクリート製品の製造・販売
- 製品詳細URL:https://www.daiwa-cres.co.jp/product/
- 企業ホームページ:https://www.daiwa-cres.co.jp/
本記事は大和クレス株式会社の発表をもとに作成。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



