スペシャルティコーヒー専門店「ウッドベリーコーヒー」、冨澤ファームとの協働によるコンポストプロジェクトで、半年間に5.4トンのコーヒーかすを資源化。CO2排出抑制を目指すコンポストプロジェクトを推進
ウッドベリーコーヒー、半年でかす5400kg堆肥化 三鷹の農園と循環農業
CATEGORY: ビジネス

東京都世田谷区に本社を置く株式会社ウッドベリーコーヒーは、東京都三鷹市の冨澤ファームと連携し、店舗から出る使用済みコーヒーかすを回収・堆肥化して農業資源に再利用する「WOODBERRY COFFEE COMPOST PROJECT」を進めています。2026年4月から10月までの約半年間で、全店舗から回収・堆肥化したコーヒーかすは累計5,400kgに達しました。さらに、完成した堆肥で栽培した野菜を店舗で提供するなど、地域農業と連携した循環の仕組みづくりを行っています。
半年で5,400kgを資源化、焼却想定の排出量は約3.6トンに相当
2026年4月から10月までの約半年間、ウッドベリーコーヒー全店舗を対象に週1回の頻度で回収を実施し、週に約200kg、累計で5,400kgのコーヒーかすを回収・堆肥化しました。
事業系食品残さの運搬・焼却処理に関する既存の参考排出係数を適用した場合、この5,400kgをすべて焼却処理したと仮定すると、約3.6t-CO₂の排出量に相当する計算となります。この数値は焼却処理を想定した場合の参考試算であり、実際の削減量を示すものではありません。同社は今後、回収や運搬、堆肥化に伴う排出量も含めた環境負荷低減効果の適切な評価を課題に挙げています。
参考試算に用いられた排出係数は、環境省関東地方環境事務所の「平成24年度関東圏域における地域循環圏の構築に向けた調査検討業務報告書」(120ページ、表5-13)に掲載された事業系食品残さに関する数値(0.671kg-CO₂/kg)です。同報告書は環境省「算定・報告・公表制度における算定方法・排出係数」および産業環境管理協会「JEMAI-LCA」を参照しており、コーヒーかす固有の係数ではないため実際の排出量とは異なる可能性があります。



店舗から農園、そして食卓へつながる資源循環

本プロジェクトは、スタッフが農業ボランティアを通じて冨澤ファームと出会ったことを機に始まりました。当初は荻窪店で月1回回収していましたが、現在は全店舗から週1回回収する体制へと拡大しています。


回収されたコーヒーかすは保水性が高いため、冨澤ファームで植物由来の有機物や他の堆肥原料と混ぜ合わせ、通気性や水分量を調整しながら分解・発酵させて熟成させます。完成した堆肥は作物の収穫後の土づくりに使用されます。

さらに、その土壌で育った野菜を収穫し、ウッドベリーコーヒーの店舗で提供しています。これまでに店舗で提供された野菜は、ミニトマト886個、ナス98本となりました。コーヒーかすを堆肥化して野菜を育て、再び店舗へ戻すことで、廃棄物の削減だけでなく消費者へ資源循環を届ける取り組みとなっています。
地域の農園との連携と今後の展開
協働相手である冨澤ファームは、三鷹市で4代にわたり農業を営み、年間約30種類の野菜を栽培している農園です。地域で発生する落ち葉や米ぬかなどを堆肥として活用してきた背景があり、都市部での農業ボランティア受け入れや体験イベントなども行っています。

「WOODBERRY COFFEE COMPOST PROJECT」は本格運用から約半年を迎えました。ウッドベリーコーヒーは今後も回収・堆肥化の仕組みを継続するとともに、CO₂排出量の把握や環境負荷低減効果の検証に取り組む方針です。店舗運営との両立や運搬・堆肥化にかかる負担に向き合いながら、冨澤ファームとの協働による資源循環の仕組みづくりを進めるとしています。
株式会社ウッドベリーコーヒー 会社概要
- 会社名:株式会社ウッドベリーコーヒー
- 所在地:東京都世田谷区玉川台2-22-17
- 設立:2012年6月 (法人化 2017年12月)
- 代表:木原 武蔵
- 事業内容:飲食店の運営、コーヒー関連商品の販売、コーヒー豆の卸売、飲食領域のコンサルティング
- URL:https://www.woodberrycoffee.com
本記事は株式会社ウッドベリーコーヒーの発表をもとに作成されています。
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