最低賃金引き上げの秋、家事代行マッチングサービス「タスカジ」がハウスキーパーの値決めを調査~「自ら値決めする働き方」は、収入や意識にどう変化を与えたか~
タスカジの時給自己設定調査、値上げしたハウスキーパーの半数で月間手取り収入が増加
CATEGORY: ビジネス
株式会社タスカジは、家事代行マッチングプラットフォーム「タスカジ」に登録するハウスキーパー「タスカジさん」を対象に実施した、時給の自己設定制度に関する追跡調査結果を発表しました。2026年4月に報酬プランの上限を撤廃して最高手取り時給3,000円まで自分で設定できるようにした制度について尋ねたもので、67名から回答を得ました。時給を引き上げた人のうち半数が月間手取り収入の増加を実感しており、減少したと答えた人はいませんでした。
半数が時給を引き上げ、理由はスキルや実績に見合った価格が最多
制度変更後に時間あたりの報酬プランを「引き上げた」と回答した人は50.7%(34名)でした。「これまでの上限のまま据え置いた」は34.3%(23名)、「その他」は13.4%、「2026年4月以降に活動を始め、最初から希望時給で設定した」は1.5%となっています。


時給を引き上げた34名に理由を尋ねたところ、「自身のスキルや実績に見合った適正価格だと感じていたため」が67.6%で最多となりました。次いで「責任感やモチベーションを高めるため」と「物価高など生活コストの上昇に対応するため」がともに47.1%でした(複数回答)。
値上げ実施者の半数で収入が増加、仕事のやりがい向上も

タスカジでの月間手取り収入の変化については、全体では26.9%が「増加した」(かなり・やや増加の合計)と回答しました。時給を引き上げた34名に限ると半数の17名(50.0%)が増加したと答え、「減った」と回答した人はいませんでした。また、依頼数が減った回答者もいましたが、その半数以上はもともと「稼働を減らしつつ収入を保つ」ことを目的に値上げしており、収入は変わらないか増えたと回答しています。
働き方や心理面への影響を5段階で尋ねた項目では、全体の49.3%が「仕事へのモチベーション・やりがいが高まった」に4以上を付けました。「プロとしての仕事」を以前より意識するようになったと回答した人も46.3%となっています。「仕事へのモチベーション・やりがいが高まった」の平均スコアは、報酬を引き上げた人が4.03、据え置いた人が3.09でした。一方、「1件あたりの作業に対する責任感・プレッシャーが強くなった」に4以上を付けた人は35.8%でした。
定期依頼者への値上げ伝達は約9割が継続、心理的なハードルも浮き彫りに

時給を引き上げ、かつ定期依頼者がいる27名のうち、定期依頼者にも値上げを伝えた12名の中では11名が、依頼者のほとんどがそのまま継続したと回答しました。一方で、定期依頼者がいる人の半数以上は、その依頼者には旧料金のまま対応していました。
報酬を据え置いた22名に理由を聞いた設問(複数回答)では、「依頼者からの要求やプレッシャーが高くなると感じたため」(36.4%)、「新規の依頼が減ってしまう懸念があったため」(31.8%)、「既存の定期依頼者が離れるのが不安だったため」(27.3%)といった回答が挙がっており、既存顧客へ値上げを切り出すことへの心理的な負担がうかがえます。
調査概要
- 調査対象:タスカジさん(ハウスキーパー)
- 調査期間:2026年9月11日〜2026年9月19日
- 調査方法:タスカジさん向けメール配信によるWebアンケート(Googleフォーム)
- 有効回答数:67件
- 調査主体:タスカジ研究所
※本調査の結果は回答者の属性や回答数に基づくものであり、タスカジに登録するタスカジさん全体を代表するものではありません。構成比は小数点以下第2位、5段階評価の平均スコアは小数点以下第3位を四捨五入しています。複数回答の設問は、回答率の合計が100%を超える場合があります。一部の設問は、該当する回答者に絞って集計しています。

本記事は株式会社タスカジの発表をもとに作成しました。
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