ジャグプロジェクト合同会社、PANAM 海外あんしんトラベルSIMを提供開始
ジャグプロジェクト合同会社は、海外へ行く個人の旅行者向けに、180カ国対応のeSIMと緊急時の行動を案内するAIなどをセットにした「PANAM 海外あんしんトラベルSIM」の提供を開始した。専用サイトで購入でき、購入後に電子メールで届くQRコードを読み込むことで利用を開始できる。通信がつながらない場合の返金保証も備えている。
提供されるパッケージには、渡航先での利用を想定した3つの要素が含まれている。
- 海外eSIM(180カ国対応):物理SIMの差し替えや受け取りを行わず、購入後にメールで届くQRコードを読み込んで使い始められる。渡航先ごとに日数と容量の選択が可能となっている。
- トラベルAIレスキュー:盗難、急病、SIMのトラブル時に24時間利用できるAIの自動支援機能。次にとるべき行動を順に案内するほか、現地の人に見せて伝えるカード、被害届の下書き、保険会社への連絡の要約を作成する。連絡先はAI生成に頼らず外務省などの公的情報で確かめたデータから提示され、確認済みの番号へは押すだけで電話をかけることができる。AIへの相談は1回の旅行につき200回まで含まれる。
- つながらなければ返金保証:万一eSIMが利用できなかった場合、利用状況に応じて最大100%が返金される。


旅先で問題が生じた際は、画面の「緊急SOS」から困りごとの種類(SIM・体調・盗難・移動・マナー・会話)を選択して支援を受ける。
パスポートを紛失した場合は、警察、大使館、帰国の順に次の行動を示し、現地語付きの紛失届の下書き作成や外務省の公式情報に基づく大使館連絡先の案内を行う。クレジットカードの紛失時には、国番号込みで登録済みのカード会社停止窓口へ発信できるほか、不正利用に備えた被害届の下書きを作成する。体調不良の際には症状を伝える現地語のカード、緊急番号、保険会社への連絡要約を用意する(診断は行わない)。SIMがつながらない場合は、機種と渡航先に合わせた設定確認手順を案内する。
利用の流れと価格
利用者は、まず渡航先を選んで購入手続きを行う。表示価格にはeSIM、トラベルAIレスキュー、返金保証の合計が含まれる。メールで届いたQRコードを読み込んだ後、出発前に「出発前あんしんチェック」を行うことで、圏外でも開ける緊急時の手順と現地語のカードを保存できる。
価格は渡航先、日数、容量によって異なる。各国のページで合計金額が表示されており、例として韓国 1,050円から、台湾 1,600円から、アメリカ 1,370円からとなっている(いずれも税込・2026年10月7日時点)。eSIMを必要としない利用者向けには、トラベルAIレスキューのみの購入(旅行1件あたり1,000円)も受け付けている。
公的データとの照合とサービスの注意点
同社がまとめた調査白書「旅先の緊急時、AIはどこまで答えてよいか」によると、一般のチャットAIで生成した緊急連絡先一覧には日本大使館の番号の誤りが混ざるケースが確認された。外務省の資料で照合できた11カ国のうち、無料のAIの1つが3カ国で誤りを出していたという。これに対し、トラベルAIレスキューは公的情報で確かめたデータを用いており、同社の調査(国ごとに違う連絡先と手続きの74問)において公的情報との食い違いは0件だった(一般のチャットAI3つは14~18件。同社は確かめたデータを使うため条件は同一ではない)。
なお、トラベルAIレスキューはAIによる自動案内であり、人が対応するサービスではない。医療行為、診断、法律相談、保険の査定は行わず、海外旅行保険の代わりとして治療費や盗難被害の補償を行うものでもない。送信データはAIの学習には使用されない。同社は、実際の緊急時には現地の警察・救急・医療機関・大使館を最優先するよう案内している。
本記事はジャグプロジェクト合同会社の発表をもとに作成されています。
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