コクヨ、神山まるごと高専で4年生向け循環型演習の授業支援を開始
コクヨ株式会社は、神山まるごと高専において、4年生向けの「循環型プロダクトワークショップ演習」授業の支援を2026年10月より開始した。同社はプログラムパートナーとして正規カリキュラムに参画し、「モノづくりにおけるサーキュラーエコノミーの実践」をテーマに授業を支援する。学生が資源循環の課題解決に寄与する製品や仕組みづくりを学ぶ場を提供し、社会課題の解決を担う人材の育成を目指す。
正規カリキュラムでサーキュラーエコノミーの実践を学ぶ
今回の授業支援は、神山まるごと高専の4年生を対象とした正規カリキュラム内で実施される。テーマには「モノづくりにおけるサーキュラーエコノミーの実践」が設定された。
授業では、コクヨ株式会社が実践している資源循環の取り組みを例示し、主にオフィス家具を題材とした講義やフィールドワーク、プロトタイプ作成などを展開する。文具やオフィス家具などのものづくりを手掛ける同社のノウハウを生かし、学生に対して資源循環にまつわる実践的な学びを提供する計画だ。神山まるごと高専が掲げる「モノをつくる力で、コトを起こす人」の育成に向け、社会と隣接した学びの枠組みを支えるプログラムパートナー5社のうちの1社として授業を担う。
神山町および神山まるごと高専とのこれまでの関わり
コクヨ株式会社は、2021年策定の「長期ビジョンCCC2030」において、自律した個人が互いを認め合って協働することで新しい価値が生まれてくる社会である「自律協働社会」をありたい社会像として掲げている。文具やオフィス家具にとらわれない事業領域の拡張を進めるなかで、この社会像に近い地域として徳島県名西群神山町の視察を行った。
これを機に、2021年11月には開校前の神山まるごと高専へ企業版ふるさと納税制度を通じて1億円の寄付を実施した。以降も、同町を舞台に地域課題を考える人材を育てる「コクヨ神山ゼミ」の発足や、課外授業を通じた学生とのキャンパスノートの共同開発・限定発売など、継続的な関わりを重ねてきた経緯がある。


循環指針「SUTENAI CIRCLE」に基づく取り組み
同社は循環指針として「SUTENAI CIRCLE(ステナイサークル)」を掲げ、パートナーや顧客とともに「捨てない社会」を実現するための活動を展開している。
これまでの取り組みには以下のようなものがある。
- 小学校での使用済みノートの回収と再生を通じた体験型環境学習プログラム「つなげるーぱ!」
- オフィスで生じる紙・プラスチック資源の再資源化を行う「カウネットLoopa(ルーパ)」および「カウネットLoopla(ループラ)」
同指針のもとで培われた知見を生かし、学生が社会課題の解決につながる製品や仕組みを考える力を育む支援を続ける。
参考情報
各組織および指針の概要は以下の通り。
- 神山まるごと高専:徳島県名西郡に所在し、理事長を寺田 親弘が務める私立高等専門学校。「テクノロジー×デザイン×起業家精神」を土台に、「モノをつくる力で、コトを起こす人」の育成を目指して2023 年 4 月に開校した。企業との連携によるリアルな学びの場を重視している。公式サイト:https://kamiyama.ac.jp/
- SUTENAI CIRCLE:コクヨ株式会社が2023年に定めた循環型社会の実現に向けた指針。パートナーや顧客と共に資源循環のための一歩をつなぎあわせ、「捨てない社会」をリードすることを目指している。公式サイト:https://www.kokuyo.com/sustainability/sutenaicircle/
- コクヨ株式会社:本社は大阪市に位置し、社長は黒田 英邦が務める。
本記事はコクヨ株式会社の発表をもとに作成。
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