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今治市と乃村工藝社、自転車ヘルメットを街のファニチャーに再生へ

今治市サイクルシティ推進協議会と株式会社乃村工藝社は、今治地域の企画パートナーである株式会社麓と連携し、市民から預かった自転車用ヘルメットを街で使えるファニチャーへアップサイクルする「IMABARI REHELM(リヘルム)プロジェクト」を進めている。2025年に開始された同取り組みは、自転車用ヘルメットの適切な時期の買い替えを促す安全啓発と、使用済みヘルメットの資源循環を一体で推進するものだ。2026年はプロジェクトの展開を加速させ、2027年3月には完成したファニチャーの発表と市内への設置を予定している。

安全意識の向上と資源循環を地域全体で推進

今治市はしまなみ海道を有し、サイクルツーリズムを生かした地域活性化や、安全な自転車利用環境づくりを進めている。警察庁の「自転車乗車用ヘルメット着用率調査結果」(2025年6月)によると、愛媛県の自転車乗車用ヘルメット着用率は70.3%と全国1位を記録しており、全国平均の21.2%を大きく上回る。また、一社)しまなみジャパン「2025年度レンタル貸出実績(速報値)」によると、市内のレンタサイクル事業における2025年度貸出台数は2026年4月時点で17万3,279台となり、過去最多を記録した。

一方で、一社)日本ヘルメット工業会ではヘルメットの耐用年数の目安として3年を推奨している。日常的な着用が定着している今治市において、着用の推進だけでなく適切な時期の買い替えを促すとともに、役目を終えたヘルメットの資源循環につなげる狙いがある。

空間デザインのノウハウ活用と高校生との連携

プロジェクトでは、ヘルメットを「預かる」「再生素材に変える」「ファニチャーとして街で再び使う」までを一つの体験として捉え、乃村工藝社と企画パートナーが構想からデザイン、制作、市民参加プログラムまでを総合プロデュースしている。2025年にはロゴマークの策定に加え、街を移動しながらヘルメットを預かる可動式ボックスの制作、PR映像の撮影、ヘルメットの板材化の検証を実施した。

通学時に日常的にヘルメットを着用する地元の高校生も活動に参画している。PR動画への出演に続き、2026年も普及活動でのコラボレーションが予定されている。

国際的なイベントを見据えた発信と市内設置計画

今後はイベントを通じた国内外への発信を予定している。2026年10月25日開催の「サイクリングしまなみ2026」では、高校生が海外からの参加者に英語でプロジェクトを紹介するなど、普及活動を展開する。

さらに、2027年3月にファニチャーの発表と今治市内への設置を予定するほか、同年5月に愛媛県で開催される自転車の国際会議「Velo-city 2027 Ehime」に向けた発信も見据え、持続可能なまちづくりのモデルとして取り組みを広げていくとしている。

  • プロジェクト名:IMABARI REHELM(リヘルム)プロジェクト
  • 事業主:今治市サイクルシティ推進協議会(事務局:今治市サイクルシティ推進課)
  • 連携企業:株式会社乃村工藝社
  • 地域企画パートナー:株式会社麓

本記事は今治市サイクルシティ推進協議会および株式会社乃村工藝社の発表をもとに作成しています。 参照元:

  • 警察庁「自転車乗車用ヘルメット着用率調査結果」(2025年6月)https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/anzen/img/toubuhogo/R7jitenshaherumettochousa.pdf
  • 一社)しまなみジャパン「2025年度レンタル貸出実績(速報値)」https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000561.000026884.html
  • 一社)日本ヘルメット工業会 https://japan-helmet.com/faq/

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