ドコモと生和会、人間拡張技術で手指リハビリを最適化する実証実験を12月から実施へ
株式会社NTTドコモと医療法人社団 生和会は、ドコモの「人間拡張基盤®」および人間拡張技術「FEEL TECH®」と、広島大学の研究成果を活用したリハビリ支援システム「パワーアシストミラーセラピーシステム」を組み合わせた実証実験を、2026年12月1日(火)から実施します。手指に麻痺のある患者のリハビリテーションにおいて、訓練の実施状況や動作の変化を記録・可視化し、回復状況に応じた訓練内容の最適化を検証します。両者は2027年度以降に実証結果を分析し、患者一人一人の状態に応じたリハビリプログラムの実用化をめざす方針です。
手指の動作データを蓄積・可視化し最適なプログラムを提示
高齢化に伴いリハビリ需要が高まる一方、現場を支える人材不足が社会的な課題となっています。また、患者が病院外で行う自主トレーニングの実施状況や日々の変化を客観的に把握することが難しく、継続的な記録や評価が求められていました。
実証実験では、「パワーアシストミラーセラピーシステム」を用いて、鏡に映った麻痺していない側の手指の動きをカメラで計測し、そのデータをもとに麻痺側の手指に装着した人工筋グローブが動きをアシストします。リハビリ時の指の関節角度や可動域、お手本動作との一致度、訓練の日時や回数などの情報は「人間拡張基盤」へ継続的に蓄積されます。
蓄積されたデータは過去のデータや回復段階ごとの目安と比較され、時系列の推移としてグラフなどで可視化されます。理学療法士や作業療法士は日常生活に近い動作の達成度を定量的に把握できるようになります。さらに、「FEEL TECH」の技術を応用することで、日々の回復状態にあわせて訓練内容やアシスト量を調整し、最適なリハビリプログラムを提示することが可能となります。
福山リハビリテーション病院での実証概要と各者の役割
実証実験は、医療法人社団 生和会 福山リハビリテーション病院(広島県福山市)にて、手指のリハビリを受けている患者のうち同意を得た方を対象に実施されます。本取り組みにおける各者の役割は以下の通りです。
- ドコモ:「人間拡張基盤」および「FEEL TECH」の開発・提供、リハビリデータの蓄積・可視化機能の開発、通信環境の提供、共同実証の全体統括
- 生和会:実証フィールド(福山リハビリテーション病院)の提供、リハビリに関する臨床知見の提供、実証結果の評価への協力
- 広島大学:「パワーアシストミラーセラピーシステム」に関する研究成果・技術知見の提供
- 株式会社ヒューマンモデル:「パワーアシストミラーセラピーシステム」および動作計測システムの製作・提供
本取り組みのデモンストレーションは、2026年10月13日(火)から10月16日(金)まで幕張メッセで開催される「CEATEC 2026」にて展示されます。
- イベント名称:CEATEC 2026(シーテック 2026)
- 会期:2026年10月13日(火)~10月16日(金) 10:00〜17:00
- 会場:幕張メッセ(千葉県千葉市美浜区中瀬2-1)
- 出展ブース:「インターバース社会実装推進メタコンソーシアム×人間拡張コンソーシアム」(Hall 6 ブース番号:6H242)
- 展示名称:「広島大学×FEEL TECH [医療]一人ひとりに寄り添うリハビリテーション支援」(https://www.ceatec.com/nj/exhibitor_detail_ja?id=318)
- 展示内容:「パワーアシストミラーセラピーシステム」と「FEEL TECH」を組み合わせた手指リハビリの体験デモンストレーション、および福山リハビリテーション病院の協力のもと撮影した紹介動画の上映
- イベント公式サイト:https://www.ceatec.com/
本記事は株式会社NTTドコモと医療法人社団 生和会の発表をもとに作成しています。
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