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T2、クリーン燃料証書の実証事業に参画へ 自動運転物流で初

株式会社T2は、経済産業省 資源エネルギー庁がクリーン燃料証書制度の導入に向けて実施する「令和8年度環境価値認証制度等整備事業(次世代燃料*¹の環境価値認証・移転制度構築検討に向けた実証事業)」に、ENEOS株式会社などとともに参画します。

本事業では、ENEOS株式会社が輸入し環境価値の認証を受けた次世代燃料の一種であるHVO(Hydrotreated Vegetable Oil)の証書を株式会社T2が購入します。その上で、約30社の大手運送会社や荷主向けに展開する自動運転トラックを用いた運行などで2026年10月以降に利用を始める計画です。自動運転トラックを用いた物流事業者としては初めての試み(2026年10月8日時点のWEB調査。T2調べ)であり、制度導入時の利用も検討していく方針です。

本事業において、株式会社T2はENEOS株式会社が輸入するHVO(Hydrotreated Vegetable Oil)の環境価値が認証された証書を購入します。HVOは廃食油などの油脂を水素化処理して製造されるバイオ燃料で、RDまたはリニューアブルディーゼル(Renewable Diesel)とも呼ばれ、既存燃料と比較してライフサイクル全体で60%~80%程度の脱炭素効果があるとされています。

購入した証書は、同社が展開する自動運転トラックの運行などで2026年10月以降に利用を開始し、クリーン燃料証書制度が導入された場合の利用も検討するとしています。

自動運転トラックにおける脱炭素化の経緯

株式会社T2は、2027年度以降にレベル4自動運転トラックによる幹線輸送の開始を目指しています。2024年以来、レベル2自動運転トラックを用いた実証を進め、2025年夏には関東ー関西間の高速道路で商用運行を開始し、ユーザーは約30社まで拡大しています。

脱炭素化の推進に向けては、2025年に石油業界7社と自動運転トラックにおける次世代燃料の利用に関する合意を結び、商用運行で供給を受けてきました。2026年には、石油元売会社や商用車メーカーと連携し、軽油利用時と同等のオペレーションで修理・メンテナンスサービスを提供する体制を整えています。今秋には神奈川県にある自社車庫に次世代燃料タンクを設置し、具体的な検証を始める予定です。

証書活用によるインフラ課題への対応

株式会社T2は、高速道路と一般道を切り替える拠点「トランスゲート」の整備を関東・関西で順次進めていますが、敷地の広さや導線といった物理的条件により、拠点によっては燃料タンクの設置が困難になる可能性が顕在化していました。

本事業への参画により、HVO由来の環境価値の証書を活用することで、新たな専用タンクの設置や追加オペレーションを発生させずに脱炭素化に取り組めるようになります。同社は今後、商用運行ユーザー向けに脱炭素化の実績としてカウントできるサービスの展開も見据え、燃料の直接利用と証書活用の双方による多様な選択肢の構築を図るとしています。

株式会社T2 会社概要

  • 本社所在地:東京都千代田区内幸町二丁目2番3号 日比谷国際ビル 1階
  • 代表者:代表取締役 CEO 熊部 雅友
  • 設立日:2022年8月30日
  • 事業内容:自動運転システムの開発、レベル 4 自動運転トラックによる幹線輸送サービス事業、幹線輸送に付随した関連サービス事業、その他関連サービス事業
  • 企業サイト:https://t2.auto/

本記事は株式会社T2の発表をもとに作成しています。

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