Dellows News

マーケター・オブ・ザ・イヤー2026大賞に花王のビオレ キッズスタンプ UV担当者

株式会社 日経BPのマーケティング&イノベーション専門メディア「日経クロストレンド」は、2026年10月16日、新市場を創造した人や画期的なビジネスモデルを構築した人をたたえる「マーケター・オブ・ザ・イヤー2026」の大賞を発表しました。9回目を迎えた同アワードは、25年9月から26年8月までに発売された商品やサービスで結果を残した人物や、それ以前の発売でも同期間に目覚ましい成果を上げた人物を対象としています。今回の大賞には、26年3月に発売された子ども向けの日焼け止め「ビオレ キッズスタンプ UV 」を担当した花王の2人が選出されました。

大賞は花王のビオレ キッズスタンプ UV担当者

大賞に選ばれたのは、花王ヘルスビューティーケア事業部門 スキンケア事業部 ブランドダイレクターの小林 達郎氏と、同社グローバルコンシューマー部門 作成センター 第2ブランドクリエイティブ部 クリエイティブディレクターの鈴木 愛佳氏です。

花王の「ビオレ キッズスタンプ UV 」は、子どもが日焼け止めを嫌がるという長年の育児課題に対し、塗る行為そのものを楽しい体験に変える発想の転換に挑みました。液体が肉球の形で出てくるスタンプ式の容器を開発し、塗る行為を「ぺたぽん」と表現するなど、商品開発にとどまらず親子の会話や「お出かけのルーティン」を醸成して消費者の生活に新しい習慣を浸透させた点が特筆されると評価されました。

優秀賞にゴンチャやファミリーマートなど5組

優秀賞(社名50音順)には以下の5組が選ばれました。

  • ゴンチャ ジャパン代表取締役社長の角田 淳氏:看板商品だったタピオカをあえて主役から外し、コーヒーの提供を取りやめて「ティー」に資源を集中させることで、業績の回復と急成長を支えた点が評価されました。
  • スパイラルキュート 代表取締役社長の川上 洋一氏:イラストレーター・ナガノ氏が生み出した『ちいかわ』の世界観を守りながらテレビアニメ放送などを通じて間口を広げ、日本およびアジア圏を巻き込む「ちいかわ経済圏」を創出した功績が評価されました。
  • セカンドストリート代表取締役社長の一戸 綱樹氏:基本オペレーションのマニュアル化による標準化と、各店舗が独自に買い取った商品を販売する「自給自足」の仕組みによる自律性を両立させた店舗運営モデルが評価されました。
  • ファミリーマート執行役員 CSCO補佐 兼 ライフスタイル本部長 兼 FAMIMA推進室長の島田 奈奈氏:コンビニエンスストアの衣料品を緊急需要時のものから目的買い商品へと転換させ、「コンビニエンスウェア」を年間売上高200億円超の事業へ拡大させた手腕が評価されました。
  • ヤマハ発動機MC事業部 マーケティング統括部 統括部長の瀬川 直樹氏、同部 商品戦略部 ストラテジーリードの西村 健氏:地域ごとに最適化されていた二輪車事業のターゲット顧客や提供価値を整理し、全社的に同じ顧客価値を判断基準として共有・活動できる仕組みを整えた点が高く評価されました。

地方編大賞と審査の概要

地方編大賞には、北海道釧路市に拠点を置くリラィアブルのコーチャンフォー 若葉台店 執行役員 統括マネージャー、千葉 國政氏が選ばれました。千葉氏は若年層における読書や知的好奇心の高まりを捉え、「圧倒的な品ぞろえによる体験価値」を創出することで、来店そのものを目的化するリアル書店の新たな可能性を切り開いた点が評価されています。

選考は、早稲田大学大学院経営管理研究科、早稲田大学ビジネススクール教授の入山 章栄氏、クー・マーケティング・カンパニー代表取締役の音部 大輔氏、かげこうじ事務所代表・クリエイティブディレクターの鹿毛 康司氏、MICHI inc.代表取締役CEOの北原 規稚子氏、プリファード・ネットワークスCMOの富永 朋信氏、Comexposium Japan代表取締役社長の古市 優子氏の外部審査員6人と、編集部によって行われました。審査項目は「志」「挑戦」「便益」「実行」「話題性」の5つです。

ad:tech tokyoでのセッションも予定

2026年10月23日(金) 10:00~10:40には、東京ミッドタウン&ザ・リッツ・カールトン東京で開催される「ad:tech tokyo」において、大賞受賞者や審査員、日経クロストレンド編集長の中村勇介氏によるディスカッション「マーケター・オブ・ザ・イヤー2026 審査員と語る『新しい価値はどう生み出されるのか』」が実施されます。

日経BPが運営する「日経クロストレンド」は、マーケティング戦略や商品開発、新事業創造などの情報を提供するデジタルメディアであり、受賞者の取材記事は26年10月13日(火)からWebサイトで順次公開されています。

本記事は株式会社 日経BPの発表をもとに作成されています。

アクセスランキング

今日

1週間