生活困窮経験者の83.8%が孤独を経験 通信手段の喪失も要因に
誰でもスマホリサーチセンターは、生活費等の支払いに困窮した経験を持つ自社ユーザーを対象に実施した「生活と孤独・通信手段に関する調査」の結果を発表した。調査によると、生活困窮経験者の83.8%が過去に孤立や孤独を感じた経験があると回答した。孤独の背景には金銭的な要因に加え、携帯電話などの連絡手段の不足が関係している実態が明らかになっている。
生活困窮者の8割以上が孤立を経験 連絡先の喪失が要因に
過去に生活費等の支払いに困窮した経験がある人を対象にした調査において、83.8%が「これまでに孤立や孤独を感じた経験がある」と回答した。

その具体的な理由を尋ねたところ、「収入が少なく、外出や人付き合いにお金を使えなかった」が50.1%、「携帯電話・連絡先がない、または不十分だった時期があった」が47.7%となり、金銭的な制限と連絡手段の不足が二大要因として並ぶ結果となった。
当事者からは「スキマバイトを探すにも登録も出来ないし、家族や遠方の友達に相談したり助けを求めることも出来ず、孤独を感じた」(50代・女性)、「皆はLINEで連絡を取り合ったりしてる中で、自分だけスマホが無く、ずっと公衆電話から連絡を取り合ってた。お前だけ直ぐに連絡が取れないのは嫌だと言われ、グループから外され孤立していた」(50代・男性)などの声が寄せられている。

孤独を感じた人の45.8%が体調への影響を実感

孤独を感じていた時期の影響について確認したところ、「気分が落ち込むことが増えた」(59.8%)などの心理的影響に加え、45.8%が「眠れない、食欲がないなど、体調に影響が出た」と回答した。
連絡手段や周囲とのつながりを欠いた状態が長期化することで、精神的な負担にとどまらず、身体的な不調にまで波及している様子がうかがえるとしている。
通信手段の確保で孤独感が和らぐ傾向
一度途絶えた連絡先(携帯電話)を取り戻した後の状況について尋ねた設問では、対象者の65.4%(発表資料のポイント部では66.8%)が孤独感が「和らいだ」と回答した。特に、孤独を感じた理由に「連絡先がない、または不十分だった」を挙げていた人に限ると、74.8%(同ポイント部では76.4%)が「和らいだ」と答えている。
「特に関係がなかった」(11.2%)や「かえって悩みが増えた」(3.2%)とする回答も一定数見られたものの、通信手段の確保がつながりを再構築し、孤立感を軽減するための有効な手がかりの一つになっていることが示された。
調査を実施した株式会社アーラリンクの代表取締役である高橋 翼は、通信を社会とのつながりや安心を守るセーフティーネットと位置づけ、誰もが再び前を向いて歩み出せる環境づくりに尽力していく旨のコメントを出している。

調査概要
- 調査対象:過去に「家賃・光熱費の不払い」「食費の削減」「医療・薬の控え」「通信契約等の喪失・解約」などの生活困窮経験があり、現在「誰でもスマホ」を利用しているユーザー
- 調査期間:2026年9月16日 〜 2026年9月24日
- 調査方法:インターネット調査
- 調査機関:誰でもスマホリサーチセンター
- 有効回答数:445名(Q12回答者:445名/孤立・孤独経験者:373名)

本記事は株式会社アーラリンクおよび誰でもスマホリサーチセンターの発表をもとに作成。
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