佐世保事件の遺族描く漫画ひみつ上下巻が2026年10月8日に発売へ
2004年に起きた佐世保小6女児同級生殺害事件の被害者遺族を描いた漫画『ひみつ―佐世保事件で妹を喪ったぼくの話―』上下巻が、2026年10月8日(木)に発売されます。川名壮志氏によるノンフィクション『僕とぼく 佐世保事件で妹を奪われた兄と弟』(新潮文庫)を原作とし、『学校へ行けない僕と9人の先生』(双葉社)などで知られる棚園正一氏がコミカライズを担当しました。
被害者遺族の心の傷と再生を描く実話
本作は、センセーショナルなニュースとして報じられる事件の裏側で、被害者遺族が自らの心の傷とどのように向き合っていったのかという過程を描く「喪失と再生の実話」です。
作中では、新聞記者・御手洗恭二の次男として生まれた御手洗純一の視点から物語が展開します。純一と一番親しい間柄だった妹の怜美が殺害された、2004年6月に佐世保で発生した小六女児同級生殺害事件(加害者は11歳)を経て、妹を喪った純一たち遺された家族の再生が真実の記録として綴られています。
主人公である被害者の兄によるコメント
コミカライズにあたり、本作の主人公であり、事件の被害者である御手洗怜美さんの兄からコメントが寄せられています。「誰かに頼ることは大切だ」ということに当時は気付くことができなかったと振り返り、憔悴した家族を前に自身について考える余裕が全くなかったことや、子どもが一人で抱え込まないよう共に考えてあげられる大人の支援の必要性を述べています。その上で、子どもの声に寄り添いながら手助けの方法に悩む大人たちへのヒントになれば幸いであるとしています。
原作者と作画担当者の経歴
原作者の川名壮志氏は1975年、長野県生まれです。2001(平成13)年毎日新聞社に入社し、初任地の長崎県佐世保支局で小六女児同級生殺害事件に遭遇しました。後年事件の取材を重ねて『謝るなら、いつでもおいで』や『僕とぼく』を執筆したほか、著書に『密着 最高裁のしごと』や『酒鬼薔薇聖斗は更生したのか』などがあります。
漫画を手掛ける棚園正一氏は1982年、愛知県生まれの漫画家です。義務教育期間の小~中学校の9年間を不登校をして過ごし、13歳の時に漫画家・鳥山明氏に出会って漫画家を志しました。大学入学資格(現 高卒認定)を取得して名古屋芸術大学に進学し、不登校だった自身の経験を描いた『学校へ行けない僕と9人の先生』や『学校へ行けなかった僕と9人の友だち』(双葉社)などの著書があります。
書籍情報
- タイトル:『ひみつ―佐世保事件で妹を喪ったぼくの話―』上下巻
- 著者名:原作:川名壮志『僕とぼく』(新潮文庫) 漫画:棚園正一
- 発売日:2026年10月8日(木)
- 造本:B6判 各256ページ
- 定価:各902円(税込)
- ISBN:ISBN978-4-10-772987-3
- 書籍URL:https://www.shinchosha.co.jp/book/772987/
- 試し読みURL:https://kuragebunch.com/episode/2551460909881485015?from=comicbunchkai
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