フライルがAIオペレーターを提供開始 18.8億円の資金調達も実施
株式会社フライルは、コンタクトセンター向けAIオペレーターの提供を開始しました。あわせて、既存投資家や新規投資家を引受先とした18.8億円の第三者割当増資を実施したことも発表しました。創業からの累計調達額は約22.7億円となります。
同社は今回の調達を通じてプロダクト開発と顧客支援体制を強化し、エンタープライズ企業の段階的なAI変革への伴走を加速させる方針です。
労働力不足に対応するAIコンタクトセンター機能

コンタクトセンター業界では人件費の高騰やオペレーター人材の高齢化が進み、現場の疲弊や顧客体験の低下が懸念されています。また、従来のAI活用はFAQ作成やチャットボットによる定型質問への回答など部分的な効率化にとどまる例が多く、集まった顧客の声(VOC)が部門内にとどまり製品やサービスの根本改善につながらないという課題もありました。
フライルが展開する「Flyle」は、コンタクトセンターを戦略拠点に位置づけるためのサービスとして以下の機能を提供しています。


- AIオペレーター(11月より正式提供開始):電話・チャット・メールで用件を理解し、社内システムと連携して受注・変更・手続きまでAIが完結。既存のFAQ・マニュアル・通話録音からナレッジを構築し、対応が難しい場合は経緯を添えて有人へ引き継ぐ(24時間365日対応)
- AI応対品質評価:全オペレーターの全応対をAIが共通基準で評価し、強みと改善点を整理して指導や振り返りを支援
- AI VOC分析:会話・テキストを応対品質、商品・サービス、業務プロセス、カスハラ検知などの視点で分析し、問い合わせの背景にある課題を改善につなげる
- CXサーベイ・AIインタビュー:既存顧客への調査に加え、消費者パネルと連携して離反顧客や競合利用者にもAIが深掘りする定性調査を実施
- AIデータプラットフォーム:データと機能を横断し、ダッシュボードでの可視化、自然言語での質問・分析、レポート資料の自動作成などを一気通貫で支援
なお、導入事例として日本ハム株式会社、株式会社オリエントコーポレーション、株式会社カウネット、キューサイ株式会社などの声が公開されています。

総額18.8億円を調達、累計調達額は約22.7億円に
同社はシリーズAラウンドにおいて、既存投資家および新規投資家を引受先とする第三者割当増資を実施しました。シリーズA以降の投資家は以下の通りです。

- ALPHA
- ALL STAR SAAS FUND
- Firstlight Capital
- Aflac Ventures Japan
- 日本郵政キャピタル
- Salesforce Ventures
- 三菱UFJキャピタル
- みずほキャピタル
- SMBCベンチャーキャピタル

出資に際し、ALPHA General Partnerの立岡 恵介 氏は「日本のCXを世界に誇れる水準へ。その進化の原動力となる挑戦を、ALPHAは全力で支援してまいります」とコメントしています。また、フライル 代表取締役CEOの財部 優一 氏は「本調達を機に、開発・顧客支援体制を一層強化し、AIオペレーターをはじめとするAIネイティブなプロダクトを次々と届けていきます」としています。


株式会社フライル 会社概要

- 名称:株式会社フライル / Flyle,Inc.
- 代表者:財部優一
- 所在地:107-0052 東京都港区赤坂一丁目14番15号 第35興和ビル別館 2F
- 設立:2020年2月10日
- 事業:コンタクトセンター・CX部門向けAIの開発・提供・コンサルティング
- サービスURL:https://flyle.io/jp
- 会社URL:https://corp.flyle.io/
本記事は株式会社フライルの発表をもとに作成されています。
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