国立国際美術館が大阪中之島美術館で連携展 2026年10月より無料開催へ
独立行政法人国立美術館 国立国際美術館(大阪府大阪市北区中之島)は、2026年10月10日(土)から11月7日(土)まで、「国立国際美術館(NMAO)×大阪中之島美術館(NAKKA)コレクション活用連携事業 コレナカ NMAOサテライト」を開催します。大阪中之島美術館2階の多目的スペースを会場に、国立国際美術館のコレクションから選んだ8作家の現代美術作品が無料で公開されます。両館のコレクションや専門性を相互に活かし、地域文化の振興と地域活性化を目指す連携事業「コレナカ(Collections in Nakanoshima NMAO–NAKKA)」の一環として実施される取り組みです。








多様な切り口を提示する8作家の作品を展示
通常の展示室とは異なる開かれた空間に作品を配置することで、来場者が思いがけず作品と出会う状況を生み出す構成となっています。展示されるのは、森村泰昌、塩田千春、中原浩大、宮永愛子、加藤翼、潘逸舟(ハンイシュ)、松井智惠、ライアン・ガンダーの作品です。
展示作品は、「自己」「記憶」「不在」「遊び」「他者」「労働」「身体」「演劇性」といった現代美術を考えるための多様な切り口を提示しています。森村泰昌は美術史上の名画のモデルに扮して「わたし」の所在を問いかけ、塩田千春は無数の糸に絡められたドレスを通じて衣服に宿る記憶と身体の不在を想起させます。中原浩大は発泡スチロールと牛革の犬の人形にラジコンカーを組み合わせた作品を出品するほか、宮永愛子は両館に隣接する堂島川の水を蒸発させて塩を結晶化させた小品を展示します。
また、加藤翼は領土問題を背景とした非言語コミュニケーションをテーマとする映像作品、潘逸舟(ハンイシュ)は反復作業を通じて社会構造や労働のメタファーを見出す作品を出品します。松井智惠は主体と客体などの境界を曖昧にする身体のあり方を示し、ライアン・ガンダーは等身大フィギュアと発光するタブローによって現実と虚構が交錯する演劇的な空間をつくり出します。
会期中には関連イベントとして、2026年11月3日(火・祝)14:00から大阪中之島美術館 1階ホールにて記念シンポジウム「美術館とコレクション――集めること、残すこと、ひらくこと」が定員150名・無料で開催されます。登壇者は島敦彦(国立国際美術館 館長)、植木啓子(大阪中之島美術館 館長)、植松奎二(作家)のほか、現在調整中となっています。
さらに、10月10日(土)から11月3日(火・祝)までは、連携イベントとしてスタンプラリー「コレナカ 2つの美術館をつなぐ、アート散歩。 国立国際美術館⇄大阪中之島美術館 スタンプラリー」が実施され、ラリー達成者には先着順で国立国際美術館のオリジナルポストカードが進呈されます。
開催概要
- 会期:2026年10月10日(土)‒ 11月7日(土)
- 会場:大阪中之島美術館2階多目的スペース(大阪市北区中之島4-3-1)
- 開場時間:10:00 – 17:30(ただし、11月6日(金)は20:30まで)
- 休館日:月曜日(ただし、10月12日(月・祝)は開館、10月13日(火)は休館)
- 主催:国立国際美術館
- 協賛:公益財団法人ダイキン工業現代美術振興財団
- 観覧料:無料
- 備考:文化庁「文化資源活用事業費補助金(美術館連携によるコレクション活用を通じた現代アート地区の形成)」事業の一環として開催
- お問合せ先:国立国際美術館 TEL:06-6447-4680(代表) https://www.nmao.go.jp/
本記事は国立国際美術館の発表をもとに作成しています。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



