NTT西日本とマクニカ、滋賀県彦根市で自動運転EVバスの実証運行を実施へ
滋賀県が推進する「令和8年度Shiga Smart Access自動運転チャレンジ事業」において、NTT西日本株式会社と株式会社マクニカは、2026年10月12日(月)から11月15日(日)までの32日間、彦根市内にて2回目の自動運転EVバスの実証運行を行います。
持続可能な地域交通ネットワークの維持や活性化といった地域課題の解決に向け、自動運転レベル4の社会実装を目指す取り組みの一環です。実証ではレベル2(運転手同乗)での運行を行い、安全で実用的なサービスの検証を進めます。
実証運行の概要と一般運行
実証運行は、滋賀県を事業主体とし、NTT西日本株式会社と株式会社マクニカが運行を担当します。車両にはNavya Mobility社製「EVO3」を用い、実証運行における乗車定員は9人、速度は18km/h未満で走行します。
実証期間のうち、2026年10月14日(水)から11月15日(日)までは一般運行として、県民や来訪者などが無料で乗車できます。運行ダイヤは午前9時台~午後5時台で、平日・休日ともに8便です。乗車には予約サービス「ロコバス」を用いた予約(2026年10月1日(木)予約開始)が可能で、予約なしの当日乗車枠も若干用意されます。
なお、実証期間中の10月12日(月)は子ども体験乗車、10月13日(火)は関係者のみの試乗会となります。また、10月17日(土)、11月3日(火)、11月8日(日)は終日運休となり、10月18日(日)はいろは松駐車場で折り返し運行を行います。
彦根城のお堀内へのルート延伸と技術面の向上
2026年度の実証では、2025年度に実施した「彦根駅~市役所前~いろは松駐車場」の往復ルート(約1.5km)から、「彦根駅~いろは松駐車場~彦根城前~大手前駐車場~彦根駅」(約3.0km)へと延伸します。滋賀県を代表する観光名所である「彦根城」のお堀内まで乗り入れ、観光客の回遊性向上やまちなかの賑わい創出を図ります。
あわせて、実用化に向けた走行技術の高度化として以下の検証に取り組みます。
- 路上駐車の回避:路上駐車車両等の障害物を検知し、安全に回避走行する機能を検証
- 信号連携システムの構築:ルート上の一部の交差点において車両が信号情報を受け取るシステムを構築し、交差点を自動で通過・停止する制御を実施
AIアバター案内とデジタルスタンプラリーの導入
車内では、AIアバターによる乗車案内や彦根城周辺の観光情報の提供を新たに導入します。多言語対応や双方向のやり取りを通じて、来訪者の利便性向上やおもてなし体験などの付加価値向上を図ります。
さらに、彦根城周辺スポットを巡り彦根市内で買い物をすると「特別なひこにゃんデザインをあしらったデジタル特典(NFT)」がもらえるデジタルスタンプラリーを実施し、スマートフォンを活用した周遊企画により利用促進と地域観光の活性化を目指します。
実施体制と今後の展開
本事業における各関係機関の役割は以下の通りです。
- 滋賀県:事業主体
- 彦根市:実証・実装フィールドの調整・提供、関係者調整等協力
- NTT西日本(株):実証事業統括、自動運転システム導入エンジニアリング、デジタルスタンプラリー導入、アンケート調査 等
- (株)マクニカ:自動運転システム導入エンジニアリング及びサポート、オペレーターメンバーの体制構築 等
- 近江タクシー(株):運行保安業務、遠隔監視業務
今後は本実証運行の結果を踏まえ、自動運転レベル4の社会実装に必要な課題や対処策の抽出を行い、地域交通ネットワークにおける自動運転の活用可能性について検証を重ねていくとしています。


本記事は滋賀県、NTT西日本株式会社、株式会社マクニカの発表をもとに作成しています。
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