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根津美術館で舞楽装束の展覧会が開催へ 国宝・重文含む約50件を展示

根津美術館は、国宝や重要文化財を多数含む約50件を通じて舞楽を彩る装束を紹介する展覧会を、2026年10月24日[土]から11月23日[月・祝]まで開催します。

日本の古典芸能である雅楽のうち舞を伴う「舞楽」の装束について、中世の作例から近世の復興と統制を経て共通性の高いデザインへと収斂していった歴史をたどります。45年ぶりに公開される栃木・日光山輪王寺所蔵の装束や、大阪・四天王寺に伝わる装束などが展示されます。

中世から近世へと至る舞楽装束の展開

古代に海外から導入された舞楽の装束は、宮廷武官の制服と結びついて発展しました。曲の由来により中国系は「左方」、朝鮮半島系は「右方」と呼ばれ、それぞれ赤、青を基調色としました。

本展では、高野山の鎮守社である天野社(現 丹生都比売神社)に伝来した14~15世紀の染織技術による装束類や、アメリカ・サンフランシスコ・アジア美術館蔵の「舞楽図巻」(室町時代 応永15年(1408))などを紹介します。あわせて、永和4年(1378)の裏地墨書がある毛縁の裲襠や、舞楽「陵王」の装束と絵画の対応なども取り上げます。

応仁の乱(1467〜77)による混乱を経て、16世紀後半以降に朝廷や権力者の支援で復興した近世の装束も展示します。豊臣家の寄進により再興され1966年に国の重要文化財に指定された大阪・四天王寺の装束からは、「太平楽」の一式より11点が出品されます。また、寛永13年(1636)に徳川家光によって調進され、1983年に一括して重要文化財に指定された栃木・日光山輪王寺所蔵の装束群から、迦陵頻専用の赤と青の袍などが公開されます。

講演会や実演などの関連催事

会期中には、根津美術館 講堂にて各種の関連催事が実施されます。参加申込は10月13日(火)午後1時以降に同館ホームページの申込フォームで受け付け、定員になり次第締め切られます。

  • 講演会1.「雅な舞の装い 天野社を彩る舞楽装束」:2026年10月31日(土)午後2時〜3時30分、講師は河上 繁樹氏(大阪学院大学 教授)
  • 講演会2.「舞楽の演目と装束」:2026年11月15日(日)午後2時〜3時30分、講師は遠藤 徹氏(東京学芸大学 教授)
  • スライドレクチャー 「舞楽装束-受け継がれる染織の美-」:2026 年10月30日(金)、11 月6日(金)各午前11 時30 分~午後12 時15 分(参加無料、美術館入館料が必要)
  • 特別催事「舞楽『陵王』―装束の着装・衣紋の実演と演奏―」:2026年11月8日(日)午後2時〜3時、出演は東京藝術大学 邦楽科雅楽専攻 講師・卒業生(参加券2000円、事前購入制、美術館入館料が別途必要)

また、館内では展示室5にて「白描の美」、展示室6にて「開炉 ―冬を迎える―」が同時開催されます。

展覧会の開催概要

  • 主催:根津美術館
  • 会期:2026年10月24日[土]~11月23日[月・祝]
  • 開館時間:午前10時〜午後5時(最終入館 午後4時30分)
  • 休館日:毎週月曜日(ただし11月23日(月祝)は開館、庭園・NEZUCAFEを含む全館休館)
  • 入館料(オンライン日時指定予約制):一般 1600円、学生 700円/当日券:一般1800 円、学生900 円(高校生以下無料、障害者手帳提示者及び同伴者1名は200円引き)
  • 予約受付:2026年10月12日(火)午後1時より公式ホームページで受付(1グループ10名まで)
  • 所在地:〒107‐0062 東京都港区南青山 6‐5‐1
  • お問い合わせ:Tel. 03-3400-2536 (代表)
  • 公式サイト:https://www.nezu-muse.or.jp

本記事は根津美術館の発表をもとに作成しました。

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