千葉大cSIMVaとガーナ大野口記念医学研究所が次世代ワクチン開発等でMOU締結
千葉大学 未来粘膜ワクチン研究開発シナジー拠点(cSIMVa)の清野 宏拠点長と、ガーナ共和国・ガーナ大学野口記念医学研究所(NMIMR)のドロシー イボア-マニュ(Dorothy Yeboah-Manu)所長は、2026年10月1日に次世代ワクチンおよび医薬・診断薬の研究開発における国際協力に関する覚書(MOU)を締結した。両機関は連携を一層強化し、グローバルヘルスへの貢献を目指した研究・教育活動を推進していくとしている。
提携の背景と目的
感染症対策においてグローバルな研究ネットワークの構築が重要性を増す中、本提携によりアジアとアフリカを結ぶ研究連携基盤を構築し、相互の関心分野における協力関係を促進する。目的として、次世代のワクチン、治療薬、診断ツールの創出を掲げている。
また、本提携は千葉大学が推進するJ-PEAKS構想における国際研究ネットワークの拡充や若手研究者育成にも資するものであり、科学研究および教育・人材育成活動を支援・推進するとともに、両国間の友好と協力精神を深めることが期待されている。
主な協力内容
本MOUに基づき、両機関は以下の戦略的な取り組みを推進する。
- 研究者・教員および事務職員の相互交流
- 共同研究プロジェクトの推進および研究論文の共同発表
- 人材育成
- 科学情報(データ、出版物)および研究用資材の交換
- 共同コンファレンスやワークショップの開催
- 短期・長期の学術プログラムおよび研究訪問の実施
- 共同研究助成金の申請(Joint research grant applications)
今後の展望と連携の意義
本協定の締結により、NMIMRが有するアフリカ現地での感染症・公衆衛生研究の高度な実績と、cSIMVaが進める最先端の粘膜免疫・ワクチン開発研究が融合し、実行性を担保する持続可能な研究基盤が構築される。今後は本研究基盤を活用し、地球規模の課題解決に向けた革新的な医療ソリューションを世界へ発信していく方針だ。
ガーナ大学野口記念医学研究所(Noguchi Memorial Institute for Medical Research, University of Ghana: NMIMR)は、ガーナ共和国の首都アクラにあるガーナ大学保健科学キャンパス(College of Health Sciences)内に設置された医学研究機関である。1979年に日本人医学者・野口英世博士の業績を記念して設立され、マラリア、結核、HIV/AIDS、顧みられない熱帯病(NTDs)、新興感染症などの分野で国際的に高い評価を受けている。現在は感染症や公衆衛生研究、診断、人材育成の中核機関として西アフリカ地域の医療・保健向上に貢献している。
所長(Director)を務めるDorothy Yeboah-Manu(ドロシー イボア-マニュ)教授(Ph.D.)は、結核菌やマイコバクテリア感染症などの分子疫学・公衆衛生研究における国際的な知見を持つ研究者であり、アフリカにおける感染症対策および国際的な研究パートナーシップを牽引している。
本記事は千葉大学 未来粘膜ワクチン研究開発シナジー拠点の発表をもとに作成しました。
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