役職経験者の60.5%が部下育成で悩み AI相談未経験は73.9% 調査結果
HR SaaSを提供する株式会社Scale Technologyは、全国の役職経験者501名を対象に実施した「部下マネジメントと生成AI活用に関する調査」の結果を発表しました。役職経験者の60.5%が部下の育成やマネジメントで悩んだ経験を持つ一方、30.9%は誰にも相談していない実態が明らかになりました。また、部下の悩みを生成AIに相談したことがない人は73.9%にのぼっています。
役職経験者の6割超が部下育成で悩み、3割は相談先なし

部下育成やマネジメントで悩んだ経験について、「頻繁にある」(15.0%)と「ときどきある」(45.5%)を合わせた割合は60.5%となりました。年代別では30代が80.6%と最も高く、40代(62.6%)、20代(62.5%)、60代(59.4%)、50代(55.6%)と続いています。

具体的な悩み(「とても悩む」「やや悩む」の合計)の上位には、「うそやごまかし、ルール軽視が見られる部下への対応」(59.5%)、「自分の権利や希望を強く主張する部下との折り合い」(57.5%)、「プライドが高く、指摘を素直に受け入れない部下への対応」(57.3%)などが挙がりました。
悩みの相談先は「自分の上司」(37.5%)が最多となった一方、「誰にも相談していない」も30.9%を占めました。「誰にも相談していない」と回答した割合は、経営者・役員では54.3%(94名中51名)、従業員10名未満の企業では56.4%(101名中57名)となっています。

生成AIへの相談経験者は約26%、利用しない理由は「発想がなかった」が最多
部下の悩みを生成AIに相談した経験については、「ない」が73.9%を占め、「よくある」(9.0%)と「数回ある」(17.2%)を合わせた相談経験者は26.2%でした。相談経験がある割合は20代で68.8%、30代で58.3%だったのに対し、50代は23.1%、60代は13.9%にとどまりました。
相談したことがない理由としては、「AIに相談するという発想がなかった」(25.3%)が最も多く、「人に相談する方がよいと思う」(21.8%)、「的確な答えが返ってくると思えない」(20.0%)が続きました。「使い方がわからない」は7.4%でした。

生成AIに相談した経験がある人の評価では、「とても役立った」が4.8%(501名中24名)、「少し役立った」が13.0%(65名)となりました。十分に役立たなかった理由としては、「一般論的なアドバイスにとどまった」(8.6%、43名)、「自社の事情に合わなかった」(7.6%、38名)、「部下本人の性格や状況を踏まえていなかった」(7.0%、35名)が挙げられています。
特性診断データを活用したAI相談には半数が利用意向
部下の特性診断データを活用したAI相談サービスについては、「ぜひ利用したい」(11.8%)と「やや利用したい」(38.5%)を合わせて50.3%が利用意向を示しました。
AIに求める回答の内容は、「似た事例の紹介」(34.9%)、「部下への具体的な声かけの例文」(33.5%)、「対応の手順・ステップ」(33.1%)が上位となり、「共感して話を聞いてくれること」は20.2%でした。
HRアセスメントツール「PitA」について
株式会社Scale Technologyは、2026年6月にBtoB向けHRアセスメントツール「PitA(Personal Identity Talent Agent)」を正式ローンチしました。性格特性と行動特性の2軸およびギャップを測定し、会社用・上司用・本人用の3種類のレポートを提供しています。同社は2026年9月に、測定結果をもとに部下への対応を相談できる機能「PitA CHAT」の提供を予定しています。
株式会社Scale Technology 会社概要
- 所在地:広島県広島市
- 代表者:代表取締役CEO 澤田ありさ
- 設立:2025年4月
- 資本金:100万円
- 事業内容:HR SaaSサービス
- URL:https://scaletech.jp/
本記事は株式会社Scale Technologyの発表をもとに作成しました。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



