髙島屋史料館TOKYO、古典のアクセシビリティをたどる展示が26年10月開催へ
東京都中央区の日本橋髙島屋S.C.本館にある髙島屋史料TOKYO 4階展示室にて、2026年10月24日[土]から2027年3月23日[火]まで、古典の「アクセシビリティ」の歴史をたどる展覧会が開催されます。木ノ下歌舞伎主宰でまつもと市民芸術館芸術監督団団長の木ノ下裕一氏が監修を務め、文学や芸術が境界を越えて人々へ開かれてきた歩みを検証します。入館料は無料です。
古典が人々に開かれてきた歴史をたどる展示構成
文学や芸術を享受できる人々とそこから隔てられた人々との間には、身分、性別、世代、地域、身体、経済状況などの境界が存在していました。本展では、そうした境界を越えて人々へ届けるための試行錯誤や工夫、新たな表現を生み出す創意に着目し、文化や芸術をめぐる「開かれ」のあり方が時代とともに組み替えられてきた歴史をたどります。
展示は全4章で構成され、第1章の上代『古事記』から、第2章『源氏物語』、第3章『平家物語』と能、第4章の近世の歌舞伎と黄表紙までを取り上げます。古典の歩みを通じて境界を問い直すことで、現代や未来における芸術の「開かれ」について考察する内容となっています。
主な展示作品と出品内容
会場では、歴史的な資料の複製や映像、人形など多様な作品が展示されます。主な展示内容は以下の通りです。
- 『古事記(寛永版本)』 宣長手沢本 上巻 本文冒頭(複製)
- 京都盲唖院で使用された木刻凹凸文字(複製パネル)、1880年前後
- 『ぼおるぺん古事記』 第1巻P32(複製)、平凡社、2012年、画:こうの史代
- 映像『平家物語 那須与一』 平家琵琶:今井検校勉、2007年
- 『平家物語』人形「源義経」、作:川本喜八郎、1993年
- 『患者歌舞伎』 全生病院(現 多磨全生園)、1928年
- 《日本橋南詰盛況乃図》、画:山口晃(2021)




なお、《日本橋南詰盛況乃図》は11/11(水)〜2026/1/8(金)の期間については複製パネルでの展示となります。展示期間は変更になる可能性があります。



開催概要と関連イベント
会期中にはトークイベントの開催も予定されており、詳細が決まり次第、ウェブサイトやSNSで案内される予定です。募集開始後は「開催予定のイベント」ページ(https://www.takashimaya.co.jp/shiryokan/tokyo/seminar/)に詳細が掲載されます。
展覧会の概要および体制は以下の通りです。
- 会場:髙島屋史料TOKYO 4階展示室(東京都中央区日本橋2-4-1 日本橋髙島屋S.C.本館)
- 会期:2026年10月24日[土]〜2027年3月23日[火]
- 開館時間:午前10時30分〜午後7時30分
- 休館日:毎月第2火曜 (祝日の場合は開館して翌日休館)、年末年始 (12月31日[木]〜1月2日[土])、2月24日 [水・全館休館]
- 入館料:無料
- 主催:髙島屋史料館TOKYO
- 監修:木ノ下裕一 (木ノ下歌舞伎主宰、まつもと市民芸術館芸術監督団団長)
- 特別協力:三浦佑之、高木和子、安田登、横山太郎、日置貴之、有澤知世、児玉竜一
- グラフィックデザイン:原田祐馬、山副佳祐 (UMA/design farm)
- 展示デザイン:榮家志保、橋本亜沙美、仁科緑 (EIKA studio)
- 担当学芸員:海老名熱実 (髙島屋史料館TOKYO)
本記事は髙島屋史料館TOKYOの発表をもとに作成しました。

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