AIDAHOの磁器製照明器具エム レセップが2026年度グッドデザイン賞を受賞
株式会社AIDAHOが手がける磁器製のミニマルな照明器具「エム レセップ」が、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する2026年度のグッドデザイン賞を受賞しました。受賞カテゴリは「照明器具(壁・天井兼用)」で、受賞番号は26G090662です。
本製品は、従来は照明器具の隠れた部品として扱われてきた磁器製ソケットを、ソケット自体が主役となる照明器具へと再構築したプロダクトです。
隠れた部品から主役の照明器具へ再構築したデザイン

エム レセップは外装パーツを排除し、ミニマリズムと省資源化を追求した設計が特徴です。埋め込み式とバネ固定を採用することでビス頭や器具の出っ張りをなくし、空間に調和する設置を可能にしました。磁器の縁の厚みは、意匠の洗練さと量産時の焼成安定性を両立させる限界点として試作検証を重ね、E26で「6㎜」、E17で5.5㎜まで追求されています。
既存の磁器質ソケット照明の多くがビス固定であるのに対し、本製品は表面に金物を見せない板バネ構造を採用しています。また、類似形状の金属製器具が既製の磁器質ソケットを内蔵する二重構造であるのに対し、ソケット自体が照明器具を兼ねる一体構造となっています。電球のサイズや種類を変えることで、様々な空間表現に対応できます。

審査委員からは、シンプルな形で照明を取り付ける要望に応えた器具であり、直接照明の球が取り付いているかのようなシンプルな取り付けができる点や、磁器で作ることで細部に上質な印象を残している点などが評価されました。デザイナーの長沼和宏氏は、部品として見られてきたものをミニマルな照明器具として生まれ変わらせることができたとコメントしています。
開発実績と製品仕様
本製品は、株式会社AIDAHOが設計を手がける案件において施主の承諾を得て試験的に採用を重ねてきました。都内マンションリノベーション2件、長野市の戸建て住宅リノベーション1件、埼玉県の病院新築計画1件の合計4件の自社プロジェクトで採用実績があります。製品の仕様は以下の通りです。
- 製品名:エム レセップ
- 素材:磁器、ステンレス、樹脂
- カラー:ホワイト、マットホワイト、ブラック
- 口金:E26、E17
- 寸法:E26 → 表面60φ・厚み6㎜・全体奥行き61㎜ / E17 → 表面45φ・厚み5.5㎜・全体奥行き51㎜
- 適合電球(消費電力):E26 → 6.0Wまで / E17 → 2.5Wまで
- 重量:E26 → 約130g / E17 → 約65g
- 用途・取付:屋内用照明器具、天井・壁取付
- 価格:4,450円〜6,400円
- 意匠登録番号:第1793614号(本意匠)、第1793687号(関連意匠)
販売はAIDAHO公式オンラインショップ「awaito」のほか、株式会社toolboxの販売サイトでは「モーガルレセップ」という商品名で取り扱われています。
受賞展「GOOD DESIGN EXHIBITION 2026」に出展
本製品は、2026年10月31日(土)から11月4日(水)まで開催される「2026年度グッドデザイン賞」の全受賞対象を紹介するイベント「GOOD DESIGN EXHIBITION 2026」にて展示されます。

- 会期:10月31日(土)~11月4日(水) 11:00-19:00 ※ 11月4日は18:00閉場
- 会場:東京ミッドタウンB1Fホール・アトリウム/4Fカンファレンス/5Fデザインハブ(入場無料・事前予約不要)
- 詳細:https://www.g-mark.org/learn/past-awards/gda-2026/gde2026
株式会社AIDAHOについて

株式会社AIDAHOは、東京都目黒区中央町1-12-7 目黒ハイネス1Fに拠点を置き、長沼和宏氏と澤田淳氏が代表を務める建築設計事務所です。2012年に設立され、一般住宅、店舗、医療・福祉施設などの建築に対応するほか、木製室内窓、フラットレセップ、エム レセップなどのプロダクト開発も展開しています。
過去には、戸建てリノベーション「HOWS Renovation『深沢の家』」(事業主体:株式会社リビタ、受賞番号:18G100871)で2018年度グッドデザイン賞を受賞したほか、「ArchDaily Building of the Year 2026 Healthcare Architecture部門」で世界75作品ファイナリストに選出されています。
本記事は株式会社AIDAHOの発表をもとに作成しました。
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