ヴァレオ、パリモーターショー2026でAIやSDV向け最新技術を発表へ
自動車部品大手のヴァレオは、2026年10月12日から18日まで開催されるパリモーターショーに出展し、自動車産業の変革に向けた最新イノベーションを発表します。同社はAIを活用した車両開発やソフトウェア統合、電動化、安全性向上に対応する技術を広く提示する予定です。開発サイクルの短縮や次世代モビリティの実現を支える多様なソリューションを公開します。
ヴァレオは、Over-The-Air(OTA)アップデートによって進化を続けるソフトウェア・ディファインド・ビークル(SDV)や自動運転に向けた技術を披露します。同社の最高経営責任者であるクリストフ・ペリヤ氏は、AIとソフトウェアにおける強みにより開発サイクルをわずか数ヶ月に短縮しているとし、技術がより安全でサステナブルなモビリティへ結実することの重要性を述べています。
展示予定の主な技術は以下の通りです。
- ヴァレオ anSWer:実績あるアプリケーションや拡張性の高いミドルウェア、クラウド上でのデジタルツイン検証を提供する包括的なソフトウェアプラットフォームスイート
- ヴァレオ・スマート・セーフティ360 (VSS360):レベル1およびレベル2のADASからレベル2+の「ハイウェイ・ナビゲーション・オン・オートパイロット(NOA)」まで対応する「1-Box」アーキテクチャ
- ヴァレオ SCALA™ 3 LiDAR:時速130kmまでの高度なレベル3およびレベル4の非監視型運転に対応し、200メートル以上先の障害物を検知するセンサー
- 機能強化されたヴァレオ・レーサー XRプラットフォーム:マルチモーダルAIとディープラーニングを活用した車載センサーによる車内エンターテインメント
電動化と安全性を高める技術群
電動化の分野では、統合型800Vプラットフォームであるヴァレオ・スケートボード・パワーをはじめとする多彩なシステムが紹介されます。12分で0~80%充電を可能にし、バッテリーのカーボンフットプリントを50%削減する単一流体冷却システムや、CES 2026イノベーションアワードを受賞したコンパクト5方向冷媒バルブ、フランス製の800V SiCインバーター、双方向AC充電器(V2H/V2G)、ヴァレオ Cyclee 48V eBikeシステムなどが含まれます。
セーフモビリティ領域では、夜間や悪天候時の視界と安全を確保する製品を展開します。アダプティブ・ドライビング・ビーム(ADB)や最大130万画素のHDピクセルライティング、交通弱者に向けた360°路面投影機能に加え、時速50km走行時に反応時間を288ミリ秒、制動距離を4メートル短縮するAquaBlade™ワイピング技術、ドライバー・モニタリングと連動した危険警告機能を備える「Panovision(パノビジョン)」パノラミックHUDが展示されます。
循環型経済への対応と専門人材の育成
環境負荷低減に向けて、同社は45年にわたる専門的知見を活かし、新品同様のリマニュファクチャリング(再製造)を施したADASカメラ、ヘッドランプ、電子機器を提供します。
また、オートモーティブ・エコシステムの支援として、実践的なシミュレーターを通じて修理専門技能者のスキルアップを図るヴァレオ・テック・アカデミーの取り組みも紹介されます。
ヴァレオは、モビリティの安全性や持続可能性の向上を目指すテクノロジー企業であり、パリ証券取引所に上場しています。組織はパワー・ディビジョン、ブレイン・ディビジョン、ライト・ディビジョン、そしてヴァレオサービスで構成されています。
- 2025年の売上高:209億ユーロ
- 従業員数:約100,000名(2026年2月26日時点)
- 拠点数:29カ国で149カ所の生産拠点、59カ所の研究開発センター、19カ所の物流プラットフォーム(2026年2月26日時点)
本記事はヴァレオの発表をもとに作成しました。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



