ポンデテックとかんでんエルハート、職業リハビリテーション研究・実践発表会に登壇
株式会社ポンデテックと関西電力グループの特例子会社である株式会社かんでんエルハートは、2026年11月5日に東京ビッグサイトで開催された「第34回職業リハビリテーション研究・実践発表会」に登壇しました。

両社は「障がい者雇用の可能性を広げるIT事業立ち上げへの挑戦」と題し、2020年に始まった協業の経緯や、パソコン再生業務における課題と改善の取り組み、協業を通じて生じた変化について発表を行いました。
倉庫の一角から始まったPC再生の仕組みづくり
両社の取り組みは、2020年12月に関西電力の倉庫の一角でポンデテックがパソコンの再生事業を立ち上げたことから始まりました。当時、同じ敷地内で業務を行っていたのがかんでんエルハートです。
PC再生は専門的な知識や技術が必要とされる業務であるため、障がいのある社員が安定して業務を担えるよう、両社は現場で生じる課題の解決と段階的な技術習得の仕組みづくりを進めました。当初は口頭で手順を伝えていましたが、作業手順の共有と安定した品質保持を目的に、写真や図を用いたマニュアルを作成しました。さらに、大企業から同一機種のPCをまとまった台数で回収する仕組みを取り入れ、作業工程の細分化とともに機種ごとの違いを減らすことで、技術の習得と安定した業務環境の整備を図りました。
担当者の増加とスマートフォンなどへの業務拡大
協業開始当初にかんでんエルハートで業務を担当していたスタッフは2名(他業務との兼務を含む実際の従事人数、それぞれ半日程度従事しフルタイム勤務者約1名分に相当)でしたが、現在は他業務との兼務者を含めて11名に増加しました。
業務内容もPC再生だけでなく、PCキッティングやiPhoneのデータ消去へと広がっています。今後はiPadやiPhoneのキッティング業務への展開も進めています。
全国の特例子会社9社へ広がる協業と事業展開
かんでんエルハートとの協業で培われたノウハウは、他の特例子会社にも展開されています。ポンデテックがPCの調達、再生工程の設計、技術支援などを担当し、各特例子会社が現場で業務を運営する体制をとっています。
協業する特例子会社は、2026年10月末時点で全国9社に拡大しました。ポンデテックのPC再生事業における累計取り扱い台数(総取扱数)は、2020年の事業開始から18.1万台に達しています。再生されたPCは、同社が運営するリユースPC販売サイト「PC next」などを通じて販売されています。
発表企業および発表会の概要
株式会社ポンデテックは、大阪府吹田市豊津町9-1 EDGE江坂B2Fに本社を置き、代表取締役は財津 和也が務めています。設立は2019年10月で、使用済みパソコン・スマートフォンの再生販売や障がい者雇用の支援を手がけています。資本金は2億4,480万7,300円です。株式会社かんでんエルハートは、大阪市住之江区に本社を置き、代表取締役社長は樂前淳也が務めています。
「第34回職業リハビリテーション研究・実践発表会」は、独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構(JEED)障害者職業総合センター(NIVR)が主催し、2026年11月4日(水)・5日(木)に東京ビッグサイト 会議棟(東京都江東区有明)で開催されました。
本記事は株式会社ポンデテックの発表をもとに作成しました。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



