IoZが施術カルテ自動作成AIのLOCAI Voiceを訪問マッサージで本稼働開始
株式会社IoZは大分県宇佐市に本社を置き、施術中の会話と姿勢写真から院内サーバーのAIが施術カルテを自動作成する完全ローカルAI「LOCAI Voice(ローカイ ボイス)」の本稼働を、訪問マッサージ「来てくれるボディケア|ほっこらいず」にて開始しました。あわせて、大分県内の製造業より、大型NVIDIA GPUを搭載したUbuntuベースのローカルLLM基盤の構築を受注したことも発表しました。
施術カルテを作成する3つの手順
LOCAI Voiceによる施術カルテの作成は、3つのステップで行われます。
- 撮る
施術前の正面・側面、膝下の前・後ろの4枚の写真から、AIが姿勢を自動でスコア化します。
- 話す
施術中の会話を自動で文字起こしします。
- まとめる
院内サーバーで動くGoogleのオープンモデル「Gemma 4(31b)」が、施術後の変化を部位別に整理し、セルフケアのアドバイスを作成します。施術前後の姿勢写真とスコアを載せた施術録PDFも自動で出力します。
外部にデータを送信しないセキュリティ設計
分析はすべて院内サーバーのローカルLLMで行われ、外部のAIサービスには送信されません。施術者用の画面は、独自ドメインとメール認証を通したオーナーのみが開くことができます。
施術を受けた本人は、LINEで本人確認を行ったうえで自身の記録を受け取る仕組みとなっており、本人以外に記録が届くことはないとしています。また、ローカルLLMは提供元の方針変更や値上げなどの影響を受けず、インターネットが停止しても稼働を継続できます。
代表取締役の吉田 柳太郎氏は、現場での記録の手間と時間を減らし、人が人に向き合う時間を増やすため、データを外に出さないAIを大分から広げていく姿勢を示しています。
製造業向けローカルLLM基盤の構築を受注
株式会社IoZは、大分県内の製造業より、NVIDIA GPUを搭載したUbuntuベースのAIワークステーションによるローカルLLM基盤を受注しました。受発注・在庫・配送をSKU単位で可視化する業務基盤と連携し、社内データを外に出さずにAIを業務へ組み込む運用が行われます。さらに、電力インフラ関連企業とも閉域網での活用について協議を進めています。
認定登録と展示会への出展予定
同技術は、大分県医療ロボット・機器産業協議会「令和8年度 おおいた産医療関連機器」に登録されています(医機協第7号の3)。
また、10月7日から9日にかけて東京ビッグサイト 東3ホールで開催される「第53回 国際福祉機器展&フォーラム H.C.R.2026」において、小間番号3-21-05「東九州メディカルバレー構想」ブース内にて紹介される予定です。
本記事は株式会社IoZの発表をもとに作成しました。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



