Wayve、NVIDIA、Stellantisがフランス政府と自動運転展開で協業
運転向けエンボディドAIを開発するWayve(本社:英国・ロンドン)は、2026年10月23日にフランス・パリで開催された「自動運転車会議(Assises du Véhicule Autonome)」において、NVIDIA、Stellantis、フランス政府とともに協業を発表した。フランス国内での自動運転車(AV)の展開を進め、EU全域での技術開発を加速させる狙いがある。
各社の技術と知見を結集したエコシステム構築
本取り組みは、これまでの協力関係をさらに発展させるものとなる。StellantisのL4-Ready Platforms™と車両エンジニアリング・製造の知見に、NVIDIA Hyperionのコンピュート/センサーアーキテクチャ上でNVIDIA Halos OSを統合したWayve AI Driverを組み合わせる。こうした強みを結集することで、フランスを半導体から車両まで自動運転のバリューチェーン全体を網羅するエコシステムの拠点としていく。
官民連携による安全な技術展開と欧州展開の加速
フランスは欧州最大級の配車サービス市場を擁し、2025年に1,090億ユーロのAI投資が発表された「AIアクションサミット」の開催地でもある。今回の発表は、今後数年間で自動運転技術を安全かつ責任ある形で展開するために、産業界と政府が緊密に連携する事例となる。AI、コンピュート、車両エンジニアリング・製造の専門性を組み合わせることで、フランスおよび欧州全体のエコシステムを強化し、自動運転分野における国際競争力の向上を目指す。
現地パートナーとの対話を重視した社会実装
本協業では、フランスの現地パートナーとともに自動運転を発展させていく点も重視されている。労働組合、自治体、モビリティ関係者との対話は、交通運行を担う現地パートナーが主導する。これにより、自動運転への移行がエコシステム全体の労働者、地域社会、利用者の利益につながることを目指すとともに、フランスをAI駆動型モビリティの欧州における主要拠点へと導いていくとしている。
各関係者の見解
フィリップ・タバロ(Philippe Tabarot) 仏運輸大臣は、本協業について「労働組合、自治体、モビリティ関係者を結集する本協業は、自動運転車会議が掲げる協調の精神と、実証から実社会での展開へ移行するために必要なアプローチを体現するものです」と述べている。
また、Wayve 自動運転モビリティ&オペレーション担当VPのケイティ・フィッシャー(Kaity Fischer)氏は、フランス政府やパートナーとの直接連携により、技術展開の枠組みづくりに貢献する姿勢を示した。Stellantis テクノロジー研究担当SVPのアンヌ・ラリロン(Anne Laliron)氏は、技術提供の加速やフランスが拠点として最適である点に言及した。NVIDIA オートモーティブ担当VPのアリ・カニ(Ali Kani)氏は、技術や知見の連携により、自動運転の恩恵を欧州各地の地域社会へ届けるエコシステム構築を後押しする考えを示している。
本記事はWayveの発表をもとに作成。
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