呉楽、未発表曲の再生数をリスナーが予想するTOPLEASEの新機能を公開
株式会社呉楽は、音楽プラットフォーム「TOPLEASE(トップリース)」において、アーティストの未発表デモ曲がリリース後に何回再生されるかをリスナーが予想する機能を公開しました。これに伴い、リスナー向けアプリ「TOPLEASE for Listeners」がApp StoreおよびGoogle Playにて無料で配信されています。
本機能では、曲がリリースされた際に集まった予想の量に応じてアーティストにポイントが付与されます。予想が当たったリスナーにもPayPayポイントなどに交換可能なポイントが付与され、フォロワー数ではなく曲を聴いた人の予想によって収益が決まる仕組みとなっています。
新曲が聴かれにくい構造的課題と背景
株式会社呉楽は約3年間、アーティストが月額でビートを利用できる「TOPLEASE」を運営し、ビートの利用に応じた分配として208名のトラックメーカーへ累計300万円以上を届けてきました。また、オンラインDTMスクール「TOPMAKE」などを通じて300名を超える作曲家やトラックメーカーの相談を受ける中で、アーティスト側の資金不足によって楽曲制作やリリースが進まないという課題に直面してきたとしています。
背景には、音楽の聴かれ方の変化があります。Luminateの「2025 Year-End Music Report」(2026年1月公開)によると、音楽配信サービスには1日あたり約10万6,000曲の新曲が届く一方で、配信されている約2億5,300万曲のうちおよそ9割は1年間の再生回数が1,000回以下でした。また、米国では発売から18か月以内の新しい曲のオンデマンド再生が前年より1.6%減少しています。

米音楽誌SPINが2026年7月3日に公開した記事「The Music Business Has a New Music Problem」では、ストリーミング収益のおよそ65%を旧譜が占め、10代・20代前半のリスナーの間でも1990年代以前の音楽を好む傾向が強まっていると報じられました。さらにSpotifyの「Loud & Clear」(2026年公開、2025年の実績)によると、同社に1曲以上配信した人が約1,300万人いるのに対し、2025年に同社から年間1万ドル(約150万円、1ドル=150円で換算)以上の収益を生んだアーティストは約8万1,100組にとどまっています。
予測市場の仕組みを未発表曲の評価へ導入
こうした構造を変える手がかりとして着目されたのが、海外で広がりを見せる予測市場です。SPINの記事によると、Polymarketでは2026年に入ってから音楽に関する予測だけで4億ドルを超える取引が行われています。

「TOPLEASE」では予想の対象を未発表のデモ曲とし、リスナーがリリース後の再生数を予想します。集まった予想の量がアーティストの収益となるため、知名度に関わらず先に曲を聴いた人の評価が反映される仕組みです。
なお、予想にはアプリ内で無料で配布されるコインを使用し、コインの購入や現金を投じる設計にはなっておらず、設計にあたっては弁護士の確認を受けているとしています。
各参加者の利用方法

各ユーザーの参加方法は以下の通りです。
- アーティスト:未発表のデモ曲とリリース予定日を公開します。「TOPLEASE」のビートで作った曲に限らず手元の曲も公開可能で、利用は無料です。ほかのアーティストを招待することで公開可能な曲数が増加します。リリース前は「TOPLEASE」で、リリース後はストリーミングで収益を得る形となります。
- リスナー:アプリ上でデモ曲を聴き、リリース後の再生数を3つの選択肢から無料で予想します。予想が当たるとポイントが付与されます。
- トラックメーカー:アーティストの月額プランの売上の90%が、ビートの利用実績に応じて分配されます。デモ曲のページにはトラック制作者の名前が表示されます。
代表取締役の呉世現は、先に曲を聴いた人が評価を決められる仕組みを通じ、未発表の曲に耳を傾けるリスナーとアーティストの双方が報われる場所にしていきたいとしています。
サービスおよび運営会社の概要は以下の通りです。
- サービス名:TOPLEASE(トップリース)
- サービスURL:https://toplease.club
- リスナー向けアプリ:TOPLEASE for Listeners(無料)
- App Store:https://apps.apple.com/jp/app/toplease-for-listeners/id6805836905
- Google Play:https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.goraku.toplease.listeners
- 会社名:株式会社呉楽
- 代表者:代表取締役 呉世現
- 所在地:東京都渋谷区南平台町12-13 秀和第二南平台レジデンス421
- 事業内容:音楽プラットフォーム「TOPLEASE」の運営、オンラインDTMスクール「TOPMAKE」の運営
- お問い合わせ:info@goraku.co.jp
※日本国内で提供されている主要なビート・トラック販売サービス8つ(当社サービスを含む)のうち、トラックメーカー・アーティスト・リスナーの三者が収益を得られる音楽プラットフォームとして日本初(株式会社呉楽調べ、2026年9月、Web調査)。 ※PayPayはPayPay株式会社の登録商標です。
本記事は株式会社呉楽の発表をもとに作成しています。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



