セントラルフーズの小売を東急ストアへ承継 全株式はJA全農ミートフーズへ譲渡
連結子会社の株式会社セントラルフーズが運営する小売事業および保有する横浜工場を、吸収分割により株式会社東急ストアへ承継し、保有する株式会社セントラルフーズの全株式をJA全農ミートフーズ株式会社へ譲渡することが決定しました。これに伴い、2026年9月30日付で株式譲渡契約が締結されています。
吸収分割の効力発生および株式譲渡はいずれも2026年12月1日を予定しています。
事業再編に至った背景と目的
株式会社セントラルフーズは、食肉の加工技術と商品開発力を生かし、「精肉あづま」の屋号による一般客向けの高品質な精肉販売の小売業に加え、卸売業として食品小売事業者などに向けた精肉および加工肉の製造・販売を行ってきました。
しかし、近年の原材料価格の高騰や人手不足など事業環境が厳しさを増す中、各事業の特性や強みを将来にわたって生かし持続的な成長につなげるため、事業ポートフォリオの再構築の検討が進められてきました。その結果、精肉・加工肉事業については食肉の調達・加工・販売における幅広い事業基盤とネットワークを有するJA全農ミートフーズ株式会社のもとで技術力や取引先との関係、従業員の専門性を生かすことが発展につながると判断されました。
また、東急百貨店に出店する小売事業「精肉あづま」および東急線沿線に立地する横浜工場は株式会社東急ストアへ承継し、ブランドや商品力、対面販売のノウハウを継承してサービス品質の向上を図るとしています。
吸収分割および株式譲渡の概要
今回の再編では、株式会社セントラルフーズを分割会社、株式会社東急ストアを承継会社とする吸収分割が行われます。承継対象は小売事業「精肉あづま」および横浜工場(土地・建物)、これらに関連する資産、負債、契約その他の権利義務です。小売事業に主として従事する従業員も、吸収分割に伴い株式会社東急ストアへ移籍する予定です。
一方、株式譲渡の対象は吸収分割後の株式会社セントラルフーズの全株式です。株式譲渡後の同社では、主に精肉事業、加工肉事業、狭山工場(土地・建物)、本社機能などが継続される予定となっています。
譲渡先となるJA全農ミートフーズ株式会社とは2024年から連携した取引を開始しており、同社と組むことで食肉加工技術や取引基盤がさらに発展し、安定的な商品供給や従業員の成長機会創出につながるものと判断されています。
東急ストアにおけるデリカ強化と今後の展開
株式会社東急ストアは、市場拡大が続くデリカ(惣菜)カテゴリーを成長の柱として位置付け、商品開発や売場改革を推進しています。
承継する横浜工場については立地特性に鑑み、今後はデリカ機能(惣菜調理)強化を担う拠点として転用し、既存の東扇島物流センターやプロセスセンターとの連携を図りながら、商品開発力、生産能力および供給体制の強化が進められます。
また、小売事業については、株式会社セントラルフーズが東急百貨店に出店している「精肉あづま」で培った対面での商品提案力や接客技術をスーパーマーケット事業に生かしていく方針です。
承継会社および株式譲渡先の概要
承継会社および株式譲渡先の概要は以下の通りです。
承継会社
- 社名:株式会社東急ストア
- 所在地:東京都目黒区上目黒一丁目21番12号
- 代表者:代表取締役社長 大堀 左千夫
- 主な事業内容:一般食品、生鮮食品、衣料品、日用雑貨、生活関連商品、各種サービスにわたる総合小売業のチェーンストア
株式譲渡先
- 社名:JA全農ミートフーズ株式会社
- 所在地:東京都港区港南二丁目12番33号
- 代表者:代表取締役社長 中村 哲也
- 主な事業内容:食肉の集荷・販売、包装肉・食肉加工品の製造・販売
本記事は東急株式会社の発表をもとに作成されています。
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