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エンカーマス、東京科学大学発ベンチャーに認定 CFRPリサイクルを推進

炭素繊維強化プラスチック(CFRP)の高品質リサイクルを手掛ける株式会社エンカーマスは、国立大学法人東京科学大学より「東京科学大学発ベンチャー」としての認定を受けた。同社は独自の超臨界・亜臨界流体技術を活用し、資源循環型素材インフラの構築を目指している。

東京科学大学発ベンチャー認定の背景

東京科学大学発ベンチャーの認定は、同大学の研究成果や専門知見を活用して社会課題を解決するポテンシャルを有していると認められたスタートアップに与えられる認証制度である。厳正かつ多角的な審査を経て付与されるもので、ディープテック領域における技術的信頼性と事業成長性が大学側から公式に承認された形となる。

高度な専門性と産学連携体制

株式会社エンカーマスは、高分子材料および寿命評価分野の第一人者である久保内 昌敏 東京科学大学名誉教授を技術最高責任者に迎えている。同大学の学術的背景をベースに事業を展開しており、CFRP大量廃棄問題や世界的な環境規制を見据えた取り組みを進めている。今後は東京科学大学をはじめとする研究機関との産学連携体制のもと、大学発の技術を実社会へ実装していく方針だ。

独自の流体技術によるCFRP水平リサイクル

同社は、静岡大学発の「超臨界・亜臨界流体技術」をコア技術とし、従来は埋立処分が大半であったCFRPの構造材への水平リサイクルを目指している。独自のプロセスにより難分解性樹脂のみを選択的に溶解・分離可能で、環境負荷の低いクリーンな技術であることが特徴だ。

株式会社エンカーマス

既存の熱分解法では廃品を細かく裁断し高温で樹脂を取り除くため大幅な強度劣化を伴い、用途が意匠材等の非構造材に限られていた。これに対し、同社の技術では繊維の劣化を抑えて長繊維や連続繊維として回収できるため、新品のバージン材と同等の設計自由度で製品製造が可能となる。これにより、再利用が困難とされていたモビリティの構造材や圧力容器など、高度な強度が要求される領域への水平リサイクルが可能になるとしている。

株式会社エンカーマス 概要

  • 本社:静岡県浜松市
  • 代表取締役:若口 明人
  • URL:https://encarmas.co.jp/

本記事は株式会社エンカーマスの発表をもとに作成しています。

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