炎上リスク判定AIサービス SendSignal β版が公開
東京都中央区に本社を置くYakaze Tech Studio株式会社(代表取締役:高井昭彦)は、文章を外部へ公開する前に炎上リスクのある箇所をAIが検出するWebサービス「SendSignal」のβ版を、2026 年 9 月 21 日に公開しました。文章の書き直しは行わず、どの文がどのような理由で危ないかを提示する仕組みです。判定エンジンには米TypeSafe AIの判断特化モデル「Jev」を採用しており、同社によると、Jevを炎上リスク判定に採用したサービスは国内初となります(2026 年 9 月 21 日時点・自社調べ)。
投稿前の文章から炎上リスクを4段階で判定
SNS投稿や顧客向けメール、採用募集文、プレスリリースなど、企業が発信する文章が増加するなか、多くの現場では発信前の確認が担当者の感覚に依存している課題があります。SendSignalは、文章を外部に出す前に客観的な基準で危険な表現を検出するためのツールです。
入力欄に文章を貼り付けて判定を行うと、リスクの度合いが「Risk L0」から「Risk L3」までの4段階で示されます。

- L0(火種なし):問題なし
- L1(小さな火種):要確認
- L2(はっきりした火種):要修正
- L3(致命的な火種):投稿中止
例えば、災害に関連する投稿であっても、困っている人への案内で売り込みを含まない場合は「問題なし(L0)」と判定されます。一方で、お見舞いの言葉の後に「弊社の非常用電源、本日から3日間だけ30%オフでご提供します」と自社の割引を重ねた文面では、「災害・事故・不幸につけこんでいる」という観点から最後の一文のみが名指しされ、「投稿中止(L3)」と判定されます。
判断特化モデル「Jev」の採用と日本語への調整

SendSignalは文章の書き直しを行わず、危険な表現を見つける処理に特化しています。判定エンジンには、OpenAIでChatGPTの開発に携わったDiogo Almeida氏が創業した米TypeSafe AIが2026 年 9 月に公開した判断特化モデル「Jev」を採用しました。Jevは文章生成を行わず、「はい/いいえ」や段階判定といった型のついた判断を確信度付きで返します。
Yakaze Tech Studio株式会社の計測によると、生成型の大規模言語モデルに同様の判定を行わせた場合と比較して、モデルの処理時間は最大 200 倍速く、1判定あたりの費用は 400 分の 1 以下でした(※2026 年 9 月 22 日当社計測、通信の往復を除いたモデル処理時間と費用を比較)。
また、Jevは英語が主な訓練言語であることから、日本語の投稿に合わせて20の観点の定義を調整しています。判定は二段構えとなっており、文章全体が20の観点のどれに当たるかを決めた後、問題がどの文にあるかを観点名を添えて特定します。調整の前後は日本語の投稿84 件(訓練用 69 件・封印 15 件)で計測が行われました。
提供形態と利用方法
SendSignalはβ版の期間中、無料で提供されます。
- 利用料:β 版につき無料(登録なしで 5 回、登録すると 30 日間 300 回)
- 登録方法:パスワード不要(Google ログイン、またはメールのリンク)
- 判定の共有:判定1回分の公開ページを作成可能(本文は既定で非公開)
- 履歴:利用者の端末内にのみ保存し、サーバーへは送信しない
- エージェント連携:MCPサーバー「@sparrowhawk-labs/sendsignal-mcp」(npm公開済み)、HTTP API、llms.txtを提供
- 企業向け窓口:https://sendsignal.yakaze.com/business
サービスは公式サイト(https://sendsignal.yakaze.com/?ref=prtimes )から利用できるほか、Claude CodeなどのMCP対応エージェントからも設定可能です。設置手順は https://sendsignal.yakaze.com/mcp 、仕様は https://sendsignal.yakaze.com/llms.txt に掲載されています。同社は今後、β版の利用状況を見ながら判定の定義や使い勝手の改善を進めるとしています。

本記事はYakaze Tech Studio株式会社の発表をもとに作成しました。
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