FARO INSIGHT、地上型レーザースキャナーFocus i.1などを発表
AMETEK, Inc.の事業部門であるFARO INSIGHTは2026年9月15日、地上型レーザースキャナー「Focus i.1」および「Focus i.1 X」、ならびにリアリティキャプチャーパッケージ「Rovi i.1」を発表しました。これらの新製品は、ドイツのミュンヘンで開催されるINTERGEOと、米ラスベガスで開催されるAutodesk Universityにおいて展示される予定です。正確な空間データを活用した現場の生産性向上や、実環境の記録・計測業務の支援を目指します。
新型レーザースキャナー「Focus i.1」および「Focus i.1 X」の特徴
Focus i.1とFocus i.1 Xは、強化されたハードウェア、最大0.9 mmの対象物スキャン精度、高速カラー化スキャニング、高度な位置特定技術を備えた地上型レーザースキャナーです。AECO(建築・エンジニアリング・建設・オペレーション)、地理空間情報、公共の安全分野などの用途向けに設計されています。
屋外および地理空間分野向けのFocus i.1 Xは、GNSS/RTK対応の着脱式レシーバーと最大400mのスキャン範囲を備え、取得データのジオレファレンス化を容易にしています。
FARO INSIGHTのビジネスユニットマネージャーであるDietmar Wennemerは、スピード、精度、使いやすさの3要素に対応し、ワークフローの高速化と高い信頼性を求めるユーザーの声を反映したと述べています。また、デジタルリアリティプラットフォーム「FARO Sphere® XG」とのクラウド連携のほか、SCENEにおける高度なデータ処理やAIを活用したデータクリーニング機能も提供されます。
導入しやすい新パッケージ「Rovi i.1」
FARO INSIGHTは、3D空間インテリジェンステクノロジー企業であるManifold Tech limitedとの提携を通じて「Rovi i.1」を発表しました。本製品はデータ取得デバイスとソフトウェアサブスクリプションを組み合わせたパッケージです。
モバイルスキャナーによるデータ取得からFARO Sphere® XGでのデータ処理、SCENEによるプロジェクトインサイトの活用までをシームレスに連携させる設計となっています。プロダクトソリューション担当ディレクターのTobias Böhretは、日常的なデータ取得から実用的なリアリティデータの活用までプロセス全体をサポートする包括的なパッケージであると説明しています。
処理ソフト「SCENE 2027」とプラットフォーム連携の拡張
あわせて発表されたデスクトップ向けデータ処理ソフトウェア「SCENE 2027」では、大規模プロジェクトにおける点群データ生成時間を従来の数時間から数分へと短縮し、ガラスや鏡の反射を除去するAIベースのフィルターが導入されます。
また、Flyability社のInspector Onlineとのクラウド間連携ワークフローも発表され、FAROのSLAM技術を活用してElios 3ドローンで取得した狭所などのデータを処理できるようになります。
さらに、Sphere XG向けには、取得した点群データを基に竣工(As-Built)BIMモデルを直接発注できるScan-to-BIMサービス「Integrated Projects(IPX)」が追加されるほか、2026年後半にはQbitecとの統合が予定されています。
FARO INSIGHTの概要
- 設立: 1981年
- 本部: ドイツのコルンタール=ミュンヒンゲン
- 親会社: AMETEK, Inc.(年間売上高は90億米ドル超)
- 事業内容: リアリティキャプチャー、レーザープロジェクション、ビジョンシステム向けソリューションの提供
本記事はFARO INSIGHTの発表をもとに作成されています。
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