シオン、準不燃木材に対応した高耐候木部塗料を開発 2026年9月に発売へ
自然素材塗料などの製造・販売を手がける株式会社シオンは、準不燃木材に塗装する雨や紫外線に強い高耐候塗料「国産●高機能木部塗料 『木守り専科(きまもりせんか)準不燃木材対応』」を開発した。岩手県林業技術センターの谷内 博規氏との共同研究などを経て完成したもので、2026年9月より直接販売を開始する。
天然由来成分を活用し屋外での高耐候性を実現
同製品は、屋外で高い耐候性を持ちながら天然由来成分を活用した塗料である(塗料製造業界の準不燃木材に対応した天然由来成分を活用している高機能塗料として、2026年9月 自社Web調査)。塗装は準不燃木材の認定工場で行われ、建築基準法上の準不燃木材を完成させる。
これまで大型建造物の外壁や屋外向けには雨や紫外線に強い塗料が乏しく、準不燃木材の採用が見送られがちだった背景がある。同製品の導入により、中高層建築物などで活用が進むCLT(Cross Laminated Timber:直交積層パネル)をはじめ、大型建造物の外壁や屋外における木材利用の促進が見込まれるとしている。屋内での利用にも対応する。
浸漬処理による製造の簡素化と白化抑制効果
同製品の製造技術では、準不燃木材の認定工場において、準不燃効果をもたらす下塗り剤を従来の加圧減圧装置を使わずに「浸漬処理(=どぶ漬け)」方式で処理する技術を新たに確立した。これにより、準不燃木材の製造プロセスをより簡素化できるとしている。
また、不燃成分であるホウ酸などが浸み出して木材表面が白くなる「白化」を抑える効果も備えている。
7年越しの研究開発を経て製品化へ
同製品の開発テーマは、2019年2月の第16回「リエゾン-I研究開発事業化育成資金」において上限額の200万円を獲得した実績を持つ。コロナ禍による遅れが生じたものの、7年越しに最終試験をクリアして製品化に至った。
国土交通省建築指導課による基準において、本製品は「告示対象外製品」に相当する。建築基準法を遵守するため、販売は同社からの直接販売のみで行われる。
製品の基本情報
- 製品名:シオン 「国産●高機能木部塗料 『木守り専科(きまもりせんか)準不燃木材対応』」
- 用途:木部専用(外壁、屋外&屋内木部等)
- 内容量:1L、4L、8L、16L
- 塗布面積:約10~14平方メートル/L(2回塗りの塗布面積。樹種によって異なる場合有)
- 価格:塗料定価 1L 11,700円(税別)~、下塗り剤定価 1L 7,400円(税別)~(※業務用価格有)
- 発売時期:2026年9月より販売開始
本記事は株式会社シオンの発表をもとに作成しています。
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