リミックスポイント、電力市場価格に連動し蓄電池を自動制御する特許を取得
株式会社リミックスポイントと株式会社ブルーマウステクノロジーは、一般社団法人日本卸電力取引所(JEPX)の電力市場価格に基づき蓄電池の充放電を自動で制御する「卸電力取引システム」に関する特許を取得しました。
両社が2023年5月に共同出願したもので、共有特許として登録されました。リミックスポイントは、本特許で培った技術や知見を自社が展開するエネルギーマネジメントシステム(EMS)などと組み合わせ、蓄電ソリューション事業の高度化と競争力強化につなげる考えです。
市場価格と電力使用状況を反映した充放電制御技術
取得した特許技術は、JEPXが発表する翌日の電力市場価格をもとに蓄電池の充放電スケジュールを自動で設定するものです。設定した基準値より価格が安い時間帯に充電し、高い時間帯に放電することで市場価格の変動を反映します。
さらに、蓄電池の充電状態や利用者の電力使用量、その変化量を踏まえた柔軟な充放電制御も行います。電力使用量が急減して逆潮流(施設内で余った電力が電力系統側に流れる現象)が発生するおそれがある場合には放電を停止するなど、実際の電力使用状況に応じた制御が可能です。また、非常時に備えて必要な充電量を確保する制御を行うほか、停電時には蓄電池の電力をあらかじめ設定した設備や機器へ限定して供給し、企業のBCP対策にも活用できます。
特許の概要


今回登録された特許の概要は以下の通りです。
- 発明の名称: 卸電力取引システム
- 特許番号: 特許第7897821号
- 出願番号: 特願2023-087749
- 出願日: 2023年5月29日
- 特許権者: 株式会社リミックスポイント、株式会社ブルーマウステクノロジー
- 登録日: 2026年7月22日
蓄電ソリューション事業での展開と業績への影響
本特許技術は、主に企業や施設などで使用する蓄電池の電力コスト最適化を想定して開発されました。リミックスポイントは今後、産業用蓄電池とEMSを組み合わせ、電力コストの最適化や電力使用量のピーク抑制、非常時への備えに対応し、需要家向け蓄電ソリューションの提案力を強化していく方針です。
市場価格に応じた充放電制御技術は、系統用蓄電池や蓄電池併設型FIP発電所の運用とも高い親和性があるとしており、培った技術を各用途に応じたEMSや市場運用の高度化に活用するとしています。なお、本件がリミックスポイントの当期連結業績に与える影響は、現時点において軽微であるとしています。
発表企業について
株式会社ブルーマウステクノロジーは、青森県弘前市に本社を置く電気技術系コンサルティング会社で、IoTやクラウド、通信・制御技術を活用したシステム開発を手掛けています。
株式会社リミックスポイントは、東京都港区に本社を置く東証スタンダード上場企業(証券コード: 3825)で、蓄電ソリューション事業をはじめとするエネルギー・ソリューション事業およびデジタルアセットマネジメント事業を展開しています。
本記事は株式会社リミックスポイントの発表をもとに作成しました。
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