ロッテHDと野村不動産、新大阪に中規模ライブハウスを2028年3月開業へ
株式会社ロッテホールディングスと野村不動産株式会社は、大阪市東淀川区の新大阪駅から徒歩3分の場所に、中規模ライブハウス「BEAT PARK OSAKA」を2028年3月に開業する予定を発表した。両社は施設の企画・運営を担う合弁会社として「株式会社BEAT PARK OSAKA」を設立した。あわせて、同施設のネーミングライツパートナーおよびスポンサーの募集も開始している。
中規模会場の不足に対応し新大阪エリアの活性化を図る
国内のライブ・エンターテインメント市場は2023年から3年連続で過去最高を更新しており、2025年には音楽・ステージ合計で約8,500億円規模、2035年には1兆円超に達すると予測されている(ぴあ総研調べ)。アーティストのステップアップに伴い1,000〜2,000人規模の公演需要が高まる一方、大阪市内では1,000人を超える中規模会場が限られており、希望日程での会場確保が難しい状況が続いていた。
両社はこの状況を事業機会と捉え、ライブ・エンターテインメント事業への参入を決定した。国の「都市再生緊急整備地域」に指定されている新大阪駅周辺において、乗り換え拠点から滞在拠点への転換を図るまちづくり方針とも連動し、将来的に稼働率約80%、年間30万人以上の集客を見込んでいる。


本格機材の常設と滞在型体験を提供するマルチユース施設
「BEAT PARK OSAKA」は、スタンディング時に約1,590人、着席時に約660人を収容する地上4階建ての施設として計画されている。ステージ背面には高精細の大型LEDビジョンを備え、センサー制御による低域拡張システムを導入した音響など、本格的な機材を常設することで主催者の設営負担軽減を図る。
また、開放的なホワイエ空間を設け、ロッテグループのノウハウを生かしたコラボレーションメニューなどの飲食も提供する。ライブ公演にとどまらず、企業の式典や総会、学生の成果発表会など多様な用途に対応するマルチユース型の施設として年間を通じた集客を目指す。
K-POPコンテンツの誘致や次世代育成も視野に
新会社は、韓国ロッテグループの広告代理店であるテホン企画とK-POPをはじめとするコンテンツ誘致およびマーケティング協力に関する基本合意書(MOU)を締結した。東京を経由せずに大阪での日本デビュー公演やファンミーティングなどを誘致する体制を整える。
さらに将来的には、関西エリアの大手エンターテインメント教育機関と連携し、学生の発表機会の提供や音響・照明スタッフ志望者の採用など、次世代の人材育成にも取り組む方針だ。
記者発表会において、ロッテホールディングスの玉塚元一代表取締役社長CEOは、自社保有の土地や日韓での事業経験を背景に野村不動産と組み、将来的な複数展開も視野にリアルな熱狂の場を創出していく考えを示した。また、野村不動産の松尾大作代表取締役社長は、自社初のライブハウス事業を足掛かりに新大阪エリアの街づくりへ貢献すると述べた。
施設基本情報と新会社概要
「BEAT PARK OSAKA」の施設概要および運営会社の情報は以下の通り。
施設基本情報
- 所在地:大阪府大阪市東淀川区西淡路1丁目3-7、3-8
- 敷地面積:1,727.24平方メートル
- 構造・規模:鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造)地上4階建
- 収容人数:スタンディング時 約1,590人、着席時 約660人
- スケジュール:2026年2月着工、2027年初頭予約開始予定、2027年11月竣工予定、2028年3月開業予定
新会社概要
- 名称:株式会社BEAT PARK OSAKA
- 所在地:東京都新宿区西新宿3丁目20-1
- 代表者:代表取締役社長 宅間弘治
- 設立:2026年8月3日
- 資本金:5,000万円
- 株主:株式会社ロッテホールディングス、野村不動産株式会社
- 事業内容:ライブハウス「BEAT PARK OSAKA」の企画・運営
本記事は株式会社ロッテホールディングスおよび野村不動産株式会社の発表をもとに作成。
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