イムノセンスがパイ・アールから出資受け資本提携 ヘルスケア製品開発へ
大阪大学発スタートアップの株式会社イムノセンスは、株式会社パイ・アールから出資を受け、資本提携を実施した。出資日は2026年8月25日付で、出資比率および出資金額は非開示としている。
両社は、イムノセンスが持つ独自の電気化学免疫測定技術「GLEIA(グライア)」と、パイ・アールが培ってきたIoTデバイス、スマートフォンアプリ、クラウドサービスの知見を組み合わせ、製品の改良や新たなヘルスケア製品・サービスの展開可能性を検討する。
資本提携の背景
イムノセンスは、免疫反応と電気化学技術を組み合わせたGLEIA技術により、高感度なバイオマーカー検査を手のひらサイズの小型機器で実現することを目指している。
パイ・アールは、クラウド型アルコールチェック管理サービス「アルキラーNEX」をはじめとするIoTデバイスやアプリ、クラウドシステムを自社で開発・運営している。パイ・アール調べによると、「アルキラーNEX」「アルキラーPlus」の導入社数は2026年6月時点で5,300社を突破している。また、富士キメラ総研による調査(業種別IT投資動向/DX市場の将来展望 2026年版)において、2024年度実績の金額ベースで白ナンバー向けアルコールチェックシステム市場のシェアNo.1を獲得している。
両社は、デバイスからクラウドまでを一体で提供してきたパイ・アールの実績とGLEIAの親和性が高いと判断し、今回の提携に至った。
本提携で目指す主な取り組み
提携を通じて、両社は以下の取り組みを推進するとしている。
- GLEIA製品・アプリの使いやすさ向上:測定手順や画面表示、スマートフォンとの接続、操作ガイダンスを見直し、直感的で確実に使える製品を目指す
- 測定データの活用:測定結果の表示や記録、共有など、利用場面に応じたアプリおよびクラウド機能を検討する
- 新たな製品・サービスと市場の開拓:法人向けの提供実績と現場知見を生かし、職場における健康管理など新たなヘルスケアサービスの可能性を検討する
今後の展望と両社代表のコメント
両社は今後、具体的な協業テーマと実施体制を協議し、まずはGLEIA製品・アプリのユーザビリティ改善に共同で着手する予定となっている。
パイ・アール代表取締役の安田將佑氏は、資本面の支援にとどまらず、開発知見や顧客の声を持ち寄り、両社で新たな製品やサービスの可能性を検討していく考えを示している。
イムノセンス代表取締役の杉原宏和氏は、提携を通じてGLEIAを応用した製品の使いやすさと事業の実効性を高め、日常の中で活用されるヘルスチェックとしての社会実装を加速させたいとしている。
両社概要
株式会社パイ・アール
- 代表者:代表取締役 安田 將佑
- 所在地:大阪府大阪市中央区大手前1-7-31 OMMビル18F
- 事業内容:SaaS事業、IoTプロダクト開発、アプリ開発、システムネットワーク開発・運営
- Web:https://pai-r.com/
株式会社イムノセンス
- 代表者:代表取締役 杉原 宏和
- 所在地:大阪府吹田市岸部新町6番1号 国立研究開発法人国立循環器病研究センター オープンイノベーションラボ 30602
- 事業内容:体外診断用医薬品・測定機器の開発・製造・販売
- Web:https://immunosens.com/
本記事は株式会社イムノセンスの発表をもとに作成。
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