岡山大学、JASIS 2026で先端研究基盤刷新事業の取り組みを発表へ
岡山大学は、2026年9月4日に幕張メッセで開催される分析機器・科学機器総合展「JASIS 2026」のセミナーにおいて、文部科学省「先端研究基盤刷新事業(EPOCH)」に関する同大学の取り組みを発表する。同事業は全国の研究大学などにおいて先端研究設備・機器の整備や共用を戦略的に推進するもので、事業期間は本年度から10年間となっている。当日は採択された19大学のうち岡山大学を含む6大学が登壇し、研究基盤刷新に向けた構想を紹介する予定だ。
文科省の先端研究基盤刷新事業に採択

岡山大学は2026年7月31日、科学技術振興機構(JST)を実施主体とする文部科学省の「先端研究基盤刷新事業(EPOCH)」に採択された。

この事業は「第7期科学技術・イノベーション基本計画」期間中に、若手を含む全国の研究者が挑戦できる研究環境を実現することを目指している。研究設備等の海外依存や導入遅れが指摘される中、地域性や各組織の強みを踏まえたコアファシリティの整備を進めるとともに、産業界や学会、資金配分機関などと連携した研究インフラのエコシステム形成を推進する。



JASIS 2026のセミナーに採択6大学が登壇
2026年9月4日、幕張メッセ国際展示場で開催される「JASIS 2026」内で、JST主催のセミナー「全国の研究者が挑戦できる魅力的な研究環境の実現に向けて~先端研究基盤刷新事業(EPOCH)が描く新たな研究基盤~」が実施される。
セミナーでは、採択された19大学の中から新潟大学、信州大学、東海国立大学機構、大阪大学、大阪公立大学、岡山大学の6大学が各取り組みを紹介する。岡山大学からは、プロジェクト統括を担当する佐藤法仁副理事・副学長・技術副総監・上級URAが登壇する。
岡山大学が展開する共用拠点と独自プラットフォーム
岡山大学は講演において、同大学の強みである考古学や地球科学を軸にした「微量元素イメージングx年代分析共用拠点」と、ヘルスケア分野の「セラノスティクス共用拠点」の2つを中心に紹介する。


さらに、経済安全保障に関連する「ヘリウムリサイクルシステム(He3プロジェクト)」や、設置費・修理費・保守費・撤去費の4経費が不要なレンタル・リース基盤「SX(Shared Transformation)プラットフォーム」についても取り上げ、関係機関への参画を呼びかける方針だ。
我が国全体の研究力強化を目指す姿勢
プロジェクト統括を務める佐藤法仁副理事は、同事業について単なる1大学の研究拠点形成ではなく、我が国全体に寄与する共用拠点の形成事業であると位置づけている。また、那須保友学長は、採択された大学群が主導権争いなどを超えて協働し、研究基盤刷新の効果を最大化していく責務があると述べている。
本記事は岡山大学の発表をもとに作成。



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