BPLabの衣類多段階循環モデル実証事業が環境省のリユース促進事業に採択
株式会社BPLabは、同社の「産官学連携による衣類回収後の多段階循環モデル構築および低品質繊維用途開発実証事業」が、環境省の「令和7年度補正予算 リユース等の促進に関するモデル実証事業」に採択されたと発表した。同社は部門III「衣類回収後の資源活用と事業性の確保を両立するモデル実証事業」の事業者として選定された。神奈川県厚木市内の回収拠点を活用し、リユースを優先しながらリユース困難品の再資源化と商品化までを一体で検証する。
事業の背景と課題
衣類回収の取り組みが広がる一方、回収品の中には汚損や品質低下などによりリユースが難しい衣類が一定量含まれている。こうした低品質繊維は活用用途が限られており、回収、選別、加工、販売に必要なコストを含めた持続可能な事業モデルの確立が課題となっていた。
BPLabはこれまで、ブックオフコーポレーション株式会社と共同運営する不要品回収ボックス「R-LOOP」などを通じ、繊維循環プラットフォームの構築を進めてきた。厚木市では市内大学等と連携し、29か所に衣類回収拠点が設置されている。

実証事業の取り組み内容と各社の役割
本事業では、厚木市の既存回収基盤を活用し、回収された衣類を状態に応じて段階的に循環させる。
選別はブックオフコーポレーションが担当し、リユース可能品は海外店舗「Jalan Jalan Japan」で販売する。リユース困難品については、舞岡フォーム株式会社がリサイクルウレタンに再資源化し、株式会社TSUKUMOがビーチサンダルなどの商品開発と試験販売を行う。BPLabは事業全体の設計、KPI管理、環境効果および事業性の検証を担う。
今後の展開とモデルの標準化
BPLabは本実証を通じ、回収後の資源配分、環境負荷低減、コストや収益、市民の行動変容を検証する。これにより、他自治体や企業にも展開可能な衣類循環モデルとしての標準化を進める方針だ。
株式会社BPLab 会社概要
- 所在地:東京都港区北青山2-12-8 BIZ SMART青山
- 代表者:代表取締役 八代直樹
- 設立:2021年6月
- 事業内容:サーキュラーエコノミー支援、繊維製品の回収・循環再生、循環原料・素材の開発・販売等
- Webサイト:https://www.bplab.info
本記事は株式会社BPLabの発表および環境省の公表情報をもとに作成。
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