Ahrefs、Letaido利用量世界1位のLANY活用事例を公開
マーケティングツールを提供するAhrefs Pte. Ltd.は、同社のAIワークスペース「Letaido」におけるLLMトークン利用量で世界1位となった株式会社LANYの活用事例を公開した。デジタルマーケティング支援を手がけるLANYは、Letaido上に20個以上の業務用ツールを構築し、仮説立案からデータ分析、提案骨子の作成までを一気通貫で実施している。同社代表取締役の竹内渓太氏は、最大の成果として作業時間の短縮ではなく提案の質が数倍に上がった点を挙げている。
深い分析への再投資で提案品質を向上
LANYでは、キーワード調査やプロンプト調査、想定期待効果概算シミュレーターなど、20個以上のツールを構築して日常業務に導入している。2026年7月には、カンファレンス登壇などと並行しながらスライド形式の提案資料を14本作成し、簡易提案を含めるとその1.5倍から2倍にのぼる実績となった。
分析やデータ抽出の高速化によって生じた余力を、さらに深い分析や根拠づくりへ再投資することで、コサイン類似度を用いたサイトのテーマ性分析や検索結果画面のピクセル単位のUI分析など、従来は着手しづらかった高度な分析も実行可能になったとしている。

分断を解消し検索データとAIを一体化
導入前は、分析途中で仮説が変わるたびに担当者へ調査を再依頼する必要があり、当初の仮説が薄まる課題があった。導入後は、仮説を持つ担当者自身がその場でデータを確認し、結果を見ながら次の問いへ進められる体制を整えている。人が仮説とストーリーを構築し、データ抽出や分析作業をAIに任せるという役割分担が提案品質を支えている。
また、LetaidoはAhrefsが蓄積してきた170兆ページ超のウェブインデックスデータと直接統合されており、外部ツールへデータを移すことなく同一環境で仮説と検証を繰り返すことが可能となっている。
思考プロセスの共有により組織の学習資産へ

LANYではLetaidoのワークスペースを社内共有しており、構築したツールだけでなく分析の起点や確認したデータ、方向転換の経緯を含むチャット履歴も参照できる。完成資料だけでなく上級者の思考プロセスが残るため、ジュニアメンバーが判断の背景を学ぶ環境が整っている。今後は過去の提案資料や分析手法、成功・失敗事例をAIが活用できる形で整備し、組織的な再現性を高めていく方針である。
竹内氏は「分析やデータ出しが速くなった分を、より深い分析と根拠づくりに使えるようになり、提案のクオリティは数倍に上がりました」と述べており、今後はAIを最も成果につなげられる会社を目指すとしている。
会社概要
Ahrefs Pte. Ltd.
- 代表者:Dmytro Gerasymenko
- 本社所在地:7 Straits View, #08-02, Singapore 018936
- 事業内容:オールインワン・マーケティングツール「Ahrefs」やAIワークスペース「Letaido」の開発・提供
- 公式サイト:https://ahrefs.com/ja
株式会社LANY
- 代表者:代表取締役 竹内渓太
- 所在地:東京都渋谷区
- 事業内容:SEOコンサルティングを主軸としたデジタルマーケティング支援、LLMOコンサルティング
- 公式サイト:https://lany.co.jp/
本記事はAhrefs Pte. Ltd.の発表をもとに作成。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



