アデコ調査、一般社員の約8割が将来管理職を希望せず 管理職も約6割が損と回答
総合人事・人財サービスを展開するアデコ(東京都千代田区、代表取締役社長:平野健二)は、全国の会社員1,400人を対象に実施した管理職に関する意識調査の結果を発表しました。調査によると、一般社員の約8割が管理職という仕事に対してネガティブなイメージを持ち、将来管理職になりたくないと回答したことが分かりました。また、現役の管理職においても5割以上がやりがいを感じておらず、約6割が管理職は損であると考えている実態が浮き彫りになりました。
一般社員の約8割がネガティブなイメージ、7割以上が「損」と回答
全国の一般社員800人を対象とした調査(アデコ株式会社調べ)では、管理職という仕事に対して「ネガティブなイメージがある」(30.0%)および「どちらかといえばネガティブなイメージがある」(46.1%)を合わせた割合が76.1%に達しました。
また、損得のどちらが多いかという質問では、「損のみで得はない」(12.6%)と「得よりも損のほうが多い」(59.1%)を合わせた71.7%が、管理職という仕事を損だと考えていると回答しました。
管理職になりたくない理由は「ストレス」、希望する条件は給与増額が最多

一般社員に将来管理職になりたいかを尋ねたところ、「なりたくない」(41.8%)と「どちらかといえばなりたくない」(34.9%)の合計が76.7%となり、約8割が昇格を望んでいない結果となりました。

「なりたくない」と回答した613人にその理由を聞いたところ、最も多かったのは「ストレスが大きそうだから」(78.0%)で、「責任が増えそうだから」(52.7%)、「勤務時間が長くなりそうだから」(46.3%)が続きました。
一方で、どのような条件が揃えば管理職になりたい(またはなっても良い)と思うかについては、「給与・賞与の大幅な増額」(69.7%)が最多となり、次いで「労働時間の適切な管理と削減」(42.1%)、「役職に応じたインセンティブの付与」(35.2%)が挙げられました。


現役管理職の半数以上がやりがいを感じず、約6割が「損」と認識

全国の管理職600人を対象にした調査では、仕事にやりがいを感じているかという質問に対し、「感じていない」(26.0%)と「どちらかといえば感じていない」(28.3%)を合わせた54.3%が、やりがいを感じていないと回答しました。

さらに、損得については「損のみで得はない」(9.2%)と「得よりも損のほうが多い」(50.7%)を合わせて59.9%となり、現役管理職の約6割も自身の役割を損だと捉えていることが明らかになりました。

アデコ執行役員の鶴見順子氏は、管理職の役割や責任が年々拡大していることが負担感の一因になっていると指摘し、権限委譲や業務標準化による負担軽減、マネジメント活動を適切に評価する仕組みづくりなどを通じて、管理職がやりがいを持って活躍できる環境を整える重要性を述べています。
調査概要
- 調査対象:日本全国の20代〜60代の会社員(一般社員800人、管理職600人)
- 有効回答数:1,400人
- 調査方法:インターネット調査(実査担当:楽天インサイト株式会社)
- 実施時期:2026年3月19日〜3月24日
※調査結果のパーセント表示は小数点第2位を四捨五入しているため、合計が100%にならない場合があります。
本記事はアデコ株式会社の発表をもとに作成しました。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



