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コニカミノルタジャパン 多言語通訳KOTOBALに防災放送機能を追加

コニカミノルタジャパン株式会社は、多言語通訳サービス「KOTOBAL(コトバル)」において、災害時の館内放送を多言語で案内する「防災放送」機能を追加した。平時の接客で利用する端末上で事前登録した避難・誘導アナウンスを多言語再生できるため、災害用として別のサービスを導入することなく1つのシステムで対応が可能となる。本機能は2026年7月より先行して提供されている。

防災放送機能の特徴と追加の背景

外国人宿泊客の増加に伴い、ホテルや旅館などの宿泊施設では災害発生時における多言語での情報提供が求められている。日本語のみの館内放送では避難の要否や待機方法が十分に伝わらず、施設内の混乱につながる恐れがある。また、国土交通省観光庁が公表する「観光危機管理計画等作成の『手引き』~事業者向け~」においても、危機・災害発生時の館内放送や翻訳機器等を活用した多言語サポートの準備が示されている。

新たに追加された「防災放送」機能は、火災や震災など複数のシナリオに応じた案内音声を事前に登録できる仕様となっている。対応言語は日本語のほか、英語、中国語、韓国語の計4言語。スタッフの語学力に依存せず施設として統一した内容を案内できるため、個別説明の負担を軽減し、避難誘導や安全確認へ注力しやすい環境づくりを支援する。

宿泊施設における避難訓練での活用事例

すでに本サービスを導入している宿泊施設では、災害時を想定した運用が始まっている。ANAホリデイ・イン東京ベイでは毎月実施する地震や火災の消防訓練に「KOTOBAL」を活用している。

同ホテルの宿泊支配人は、時間帯によって英語を話せるスタッフがいない場合でも感知器発報時などに落ち着いて館内放送を含めた対応ができているとし、緊急時の言語面での不安を軽減して現場の安心や安全を支えていると述べている。

多言語通訳サービス「KOTOBAL」の仕様

「KOTOBAL」は、外国人や聴覚障がい者との意思疎通を支援するサービスで、タブレット端末1台で最大33言語の外国語通訳や音声筆談に対応する。

  • AIによるリアルタイム機械通訳は24言語に対応
  • 通訳者による遠隔通訳はプランにより12~24言語に対応(英語、中国語、韓国語、ブラジルポルトガル語、スペイン語の5言語は24時間365日対応)
  • 別売りの透明ディスプレイと連携し、相手の表情を見ながらリアルタイムで文字起こしされた翻訳の確認が可能
  • 対面コミュニケーションに加え、電話を介した英語での問い合わせにも対応

本記事はコニカミノルタジャパン株式会社の発表資料および国土交通省観光庁の公表情報をもとに作成。

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