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三菱化工機の水素吸蔵合金配送システム 神奈川県の陸上養殖実証に採用へ

三菱化工機株式会社の「水素吸蔵合金配送システム」が、神奈川県が計画を進めている新しい陸上養殖モデルの実証事業において採用されました。同システムは、実証事業で水素燃料電池の運営支援を担当する株式会社 巴商会へ有償貸与で提供されます。システムの搬入は2026年12月を予定しています。

地域連携による陸上養殖モデル実証の背景

近年、海洋環境の変化や水産資源の変動、漁業就業者数の減少・高齢化の進行などにより、漁業を取り巻く環境は厳しさを増しています。こうした状況のもと、神奈川県では地元漁協や大学、地域の民間企業と連携を進めています。従来の漁業生産を継続しながら、陸上養殖を新たな収益機会として組み合わせることができる「地域と連携した陸上養殖モデル」の構築を目指しています。

太陽光発電と燃料電池を組み合わせた電力供給

神奈川県は、太陽光発電および燃料電池による閉鎖循環型陸上養殖システムを構築し、ハタ類の養殖を実証するとともに、経済波及効果の定量的な評価を計画しています。この陸上養殖システムの実証に必要な電力は、太陽光発電や三菱化工機の水素吸蔵合金配送システムなどを組み合わせて発電・供給される予定です。

水素吸蔵合金配送システムの特徴と採用理由

水素吸蔵合金配送システムは、那須電機鉄工株式会社、日本フイルコン株式会社、三菱化工機の3社が共同で開発しました。水素を水素吸蔵合金タンク(MH タンク)に充填し、必要な場所へ運搬した後、燃料電池を活用して電力を供給・利用する一連のプロセスとなっています。

システムで使用されているMHタンクは高圧ガスに該当せず、法規上の制約がないため、誰でも取り扱うことができます。水素の貯蔵や運搬が容易である点に加え、比較的小規模かつ場所や使用期間が固定されない環境での電力供給が可能な点が、計画されている陸上養殖モデルでの使用に適していると評価され、今回の採用に至りました。

関連企業の概要

  • 三菱化工機株式会社
  • 代表者: 代表取締役 社長執行役員:田中 利一
  • 所在地: 川崎市
  • 株式会社 巴商会
  • 代表者: 代表取締役社長:深尾 尚男
  • 所在地: 東京都大田区

本記事は三菱化工機株式会社の発表をもとに作成されています。

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