ARKがシンガポール国立大学などと陸上養殖分野のMOUを締結
神奈川県平塚市に本社を置く株式会社ARKは、2026年10月、シンガポール国立大学およびGiken Sakata (S) Limitedと、モジュール型閉鎖循環式陸上養殖システム(RAS)分野における基本合意契約(MOU)をそれぞれ締結しました。
この合意は、2026年10月29日(木)にシンガポールで開催された「日・シンガポール Agri-Food イノベーション MOU 発表セレモニー」において発表されたものです。日本発のRAS技術とシンガポールの研究・イノベーション基盤を組み合わせ、陸上養殖技術の共同研究や実証、事業展開に向けた協力を進めていくとしています。
外交関係樹立60周年を背景とした連携
世界的な人口増加や海洋環境の変化を背景に、持続可能な水産物生産への関心が高まっています。特に食料の多くを輸入に頼るシンガポールでは、食料安全保障の強化に向けて先端技術を用いた食料生産の取り組みが進められています。
2026年は日本とシンガポールの外交関係樹立60周年にあたり、同年3月の首脳会談を経て、アグリ・フードテックや食料安全保障分野での連携強化が確認されていました。今回のMOU発表セレモニーは、国際イベント「ASIA-PACIFIC AGRI-FOOD INNOVATION SUMMIT 2026」内で、両国の民間企業や研究機関による技術協力と事業展開を後押しする取り組みとして実施されました。
シンガポール国立大学(NUS)との間では、同大学のInstitute for AgriFood Innovation and Ventures(IAFIV)を通じた協力を進めます。
閉鎖循環式陸上養殖(RAS)関連技術や飼育環境、生産性などに関する共同研究と技術検証、さらに人材育成に向けた枠組みを構築する計画です。地域の環境や生産条件に合わせた陸上養殖技術の開発と検証を目的としています。
Giken Sakata社との実証および事業展開

Giken Sakata (S) Limitedとの取り組みでは、同社のエンジニアリングおよび事業基盤を活用します。

東南アジアにおける閉鎖循環式陸上養殖(RAS)の共同実証と事業展開に向けた協力を検討しており、地域での技術実証を通じて生産効率の最適化を検証するとともに、現地の事業環境や市場ニーズに応じた陸上養殖モデルの構築を目指します。
東南アジアでの社会実装を目指す今後の展望
ARKは「どこでも、だれでも陸上養殖ができる仕組と文化をつくる」ことを掲げ、段階的に拡張可能なモジュール型RASの開発と普及を進めてきました。
今回の2件のMOU締結を通じて、研究機関との共同研究や人材育成、企業との実証や事業展開の両面から、東南アジア地域における技術の社会実装を推進します。日本発の陸上養殖技術の国際展開を図り、限られた天然資源を効率的に活用することで、各地の食料安全保障へ貢献していく考えです。
株式会社ARK 会社概要
- 会社名:株式会社ARK / ARK Inc.
- 代表者:代表取締役CEOグループ代表 栗原洋介
- 設立:2020年12月
- 本社:神奈川県平塚市千石河岸57−7
- 事業内容:モジュール型閉鎖循環式陸上養殖システムの設計・開発・製造および関連サービスの開発・提供
- 海外拠点:ARK WORLDWIDE LTD.(英国)/ARK ASIA PACIFIC SDN. BHD.(マレーシア)
- Web:https://www.ark.inc/
本記事は株式会社ARKの発表をもとに作成されています。
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