エコバランス国際会議、名古屋の円頓寺商店街で持続可能な食の社会実験を実施へ
国立研究開発法人国立環境研究所、一般社団法人日本LCA学会第17回エコバランス国際会議実行委員会、国立大学法人東海国立大学機構 名古屋大学、株式会社ツーリズムデザイナーズ、円頓寺商店街振興組合は、持続可能な食に関する社会実験に取り組みます。
この実験は、2026年11月10日から13日に名古屋市で開催される「第17回エコバランス国際会議」の国際交流会(バンケット)において、円頓寺商店街を会場として行われます(後援 愛知県)。
2026年11月12日に円頓寺商店街で開催されるバンケットでは、商店街の飲食店と連携し、「プラネタリーヘルスダイエット(Planetary Health Diet: PHD)」の考え方を取り入れたメニューが試験的に提供されます。

プラネタリーヘルスダイエットとは、イート・ランセット委員会が国際的に提唱している食事の指針です。野菜や果物、豆類、全粒穀物などの植物性食品を中心に、肉や魚、乳製品を必要に応じて適量取り入れることで、人々の健康と地球環境の持続可能性の両立を目指します。
海外からの参加者を含む会議参加者に日本の食文化や地域の魅力を体験してもらいながら、人の健康と地球環境の両立を目指した食のあり方を実際の食事を通じて体感する機会が創出されます。
本取組では、食材調達、調理、エネルギー利用などを対象としたカーボンフットプリントの算定が行われます。国際会議全体についても、移動や会場運営を含めた環境負荷を評価し、持続可能な国際会議のあり方に関する知見を蓄積します。
さらに、会場運営においては以下の環境負荷低減策が実施されます。
- カーボンクレジットを創出したサイトで生産された持続可能な食材の調達
- 使い捨てプラスチック削減に向けたリユース食器の導入
- 使用後に分別回収を行うケミカルリサイクル可能な箸やフォークの活用
国内外から約600名が参加するエコバランス国際会議
第17回エコバランス国際会議は、名古屋市のウインクあいちで開催されます。1994年から隔年で日本にて開催されている、ライフサイクル思考を中核とする環境パフォーマンスの評価および情報開示分野の国際会議で、日本および海外30カ国以上から約600名の研究者・実務者が集います。
会議テーマは「Sustainability Hacks for Planetary Health」です。「人の健康と地球環境は切り離せない」という認識に基づき、双方の健全性を同時に実現するプラネタリーヘルスに関する最新の研究成果や実践事例について議論が行われます。
本取組は、参加者による体験、商店街や飲食店による実践、研究者や関係者による議論を通じて利点や課題、受容性などを検討する社会実験として位置付けられており、日本やアジアにおける持続可能な食の普及につなげることを目指しています。
本記事は国立研究開発法人国立環境研究所、一般社団法人日本LCA学会第17回エコバランス国際会議実行委員会、国立大学法人東海国立大学機構 名古屋大学、株式会社ツーリズムデザイナーズ、円頓寺商店街振興組合の発表をもとに作成しました。
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