蔵王ファームなどの平飼いたまご、国際的なアニマルウェルフェア認証を国内初取得と発表
農事組合法人蔵王ファームと丸山株式会社が展開する養鶏事業「蔵王高原牧場 JAPAN Z 平飼いたまご®」が、国際的なアニマルウェルフェア認証「Certified Humane®」を取得しました。一般社団法人アニマルウェルフェア・コーポレート・パートナーズ(AWCP)の調査によると、同認証の取得は日本国内で初となります。AWCPは米国の非営利団体Humane Farm Animal Care(HFAC)の日本窓口として取得をサポートしました。
「Certified Humane®」は、HFACの連携組織であるCertified Humane Asiaが運営しており、食用動物が本来持つ自然な行動を発現できる環境整備や衛生・飼料管理などを満たした農場に与えられる認証制度です。「蔵王高原牧場 JAPAN Z 平飼いたまご®」は平飼い(ケージフリー)による環境構築や安全な飼料給餌を徹底し、第三者機関による現地監査を経て認証を受けました。
豚肉生産の知見を活かした独自の養鶏システム
農事組合法人蔵王ファームと丸山株式会社は、豚の育種に着手した1988年以来展開してきた「JAPAN X」の豚の生産ノウハウを基盤に、2026年6月より「蔵王高原牧場 JAPAN Z 平飼いたまご®」の生産を開始しました。参入のきっかけは、グループ傘下のホテルで提供するとんかつの風味を引き立てるため、豚肉の旨味に調和する卵を追求したことでした。
農場は標高約580mの蔵王高原県立自然公園の森林地帯に位置し、自然環境と調和した10棟の鶏舎で約3万羽の採卵鶏を飼育しています。鶏舎は地上約1.5メートルの高床式構造を採用してアンモニアや二酸化炭素を屋外へ排出し、幅8メートル・長さ70メートルの開放鶏舎の床面にはゼオライトとおがくずを組み合わせた敷料を用いています。

国際基準に沿った飼育環境を徹底
HFACが定める「Animal Care Standards」に適合するため、農場ではケージを用いず、羽を広げて歩き回れる平飼い面積を確保しています。また、砂浴び場や止まり木、巣箱(ネストボックス)を設けて鶏本来の習性を尊重した環境を整備しているほか、飼料管理においては抗生物質や成長促進剤を一切使用していません。
農事組合法人蔵王ファームの理事「創業者」であり丸山株式会社の代表取締役会長を務める佐藤 義信氏は、JAPANX豚の生産を通じた理念を検証するために申請を行ったとし、「Certified Humane®の日本国内第1号として認証され、自分自身の畜産に対する理念を確信する場になりました」とコメントしています。また、Certified Humane AsiaのマネージングディレクターであるLuiz Mazzon氏は、日本における持続可能な養鶏および高いウェルフェアの飼育管理の先駆けとなるモデルケースであると評価しています。
組織概要

農事組合法人蔵王ファーム
- 所在地:宮城県刈田郡蔵王町
- 代表理事:佐藤 永一
- グループ統括:丸山株式会社
- 公式サイト:https://japanz.co.jp/
Humane Farm Animal Care(HFAC)
- 概要:食用動物の環境・生活向上を目的とした国際的な非営利認証機関
- 公式サイト:https://certifiedhumane.org / https://certifiedhumaneasia.org

一般社団法人アニマルウェルフェア・コーポレート・パートナーズ(AWCP)
- 概要:企業のケージフリー鶏卵調達やアニマルウェルフェア政策の導入・実行を支援する非営利法人
- 公式サイト:https://awcpj.org/
本記事は農事組合法人蔵王ファーム、丸山株式会社、一般社団法人アニマルウェルフェア・コーポレート・パートナーズの発表をもとに作成しました。
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