サニックス資源開発グループがマテリアルリサイクル事業に参入へ 26年12月に設備導入
東京都港区に本社を置く株式会社サニックス資源開発グループ(代表取締役社長 武井 秀樹)は、回収した廃プラスチックをペレット化して再生原料とするマテリアルリサイクル事業への参入を発表しました。これに向けて同社は、2026年12月に富士工場(静岡県富士市)へ年間処理能力800トンの樹脂用押出ペレタイザーを導入する計画です。
廃プラスチックの再生原料化へ向けた設備導入
サニックス資源開発グループは現在、全国の排出元から処理を受託した廃プラスチックを加工し、熱回収(サーマルリサイクル)に用いる燃料としています。加工された燃料はグループ会社が運営する苫小牧発電所(北海道苫小牧市)で利用されるほか、製紙会社やセメント会社などにボイラー燃料として販売されています。
今回の事業参入に向けて導入される樹脂用押出ペレタイザーは、樹脂を加熱・圧縮し、粒状のペレットに成形・切断する機械です。まずは富士工場で受け入れた廃プラスチックを、PP(ポリプロピレン)、PE(ポリエチレン)などの素材ごとに分別したうえでペレット化を開始し、再生原料を必要とする新たな顧客の獲得を目指す方針です。マテリアルリサイクルでは、PP(ポリプロピレン)、PE(ポリエチレン)などの単一素材が対象となります。

全国ネットワークの活用と今後の展開
同社は、全国15か所にある中間処理工場を基盤とした廃プラスチックの回収ネットワークを有しており、年間30万トンの廃プラスチックを回収しています。
富士工場での運用実績を踏まえたうえで、将来的には他工場への樹脂用押出ペレタイザー導入も検討していく構えです。従来のサーマルリサイクル事業を基盤としつつ、マテリアルリサイクル事業を通じて新たな顧客を獲得し、リサイクル事業全体の成長を目指します。
優先順位に沿った資源循環の取り組み
循環型社会形成推進基本法では、廃棄物の処理について、1.発生抑制(リデュース)、2.再使用(リユース)、3.再生利用(マテリアルリサイクル・ケミカルリサイクル)、4.熱回収(サーマルリサイクル)、5.適正処分の優先順位が示されています。また、一般社団法人 プラスチック循環利用協会によると、2024年の日本では廃プラスチックの約67%が熱回収(サーマルリサイクル)されている実態があります。
同社は現在のサーマルリサイクル事業を基盤としながら、マテリアルリサイクル事業にも取り組み、再生原料の提供を通じて循環型社会の実現に貢献するとしています。
株式会社サニックス資源開発グループは、サニックスグループにおいて成長事業と位置づける資源循環領域を担っています。「グリストラップ汚泥からジェット機を飛ばす」をスローガンとしたSAF原料化や、余剰汚泥から石炭の代替燃料となる『固形燃料REBON』を製品化するなど、廃棄物の再資源化やエネルギー化を推進しています。
- 本社所在地: 東京都港区虎ノ門1-2-8虎ノ門琴平タワー19階
- 代表取締役社長: 武井 秀樹
- 公式サイト: https://s.sanix.jp/
- 相談窓口(資源ディベロップメント事業部): 03-5501-7005(東京都港区虎ノ門1-2-8 虎ノ門琴平タワー19階)
- 相談窓口(富士工場): 0545-66-4161(静岡県富士市五貫島1367番1)
- 広報担当窓口: compr@sanix.jp
本記事は株式会社サニックス資源開発グループの発表および一般社団法人 プラスチック循環利用協会「2024年プラスチック製品の生産・廃棄・再資源化・処理処分の状況(マテリアルフロー図)」をもとに作成しました。

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