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イトーキ調査、成長実感の有無で正社員の継続勤務意向に約6.5倍の開き

株式会社イトーキの中央研究所は、全国8地域でオフィスへの出社を基本とする20~59歳の正社員4,650人を対象とした「全国オフィスワーカー意識調査2026」の結果を公表しました。

調査によると、週5日以上出社する正社員において「成長や意味の実感」を高く評価する層と低く評価する層の間で、継続勤務意向に約6.5倍の開きがあることが明らかになりました。また、若年層における孤独感の実態や、地域ごとの働き方・職場環境への意識の違いも示されています。

職場体験の評価が継続勤務意向に影響、20代では孤立していなくても孤独感

週5日以上出社する4,114人を対象にした分析では、「成長や意味の実感」の評価が上位の層で「今後もこの職場で働き続けたい」と回答した割合が88.4%だったのに対し、下位の層では13.5%にとどまり、約6.5倍の開きが見られました。「業務のしやすさ」(82.3%対18.1%)や「組織とのつながり」(83.0%対17.5%)でも4倍以上の開きが生じています。評価の高い人と低い人で職場体験の点数の差が最も大きかった職場条件は、「適切なスピードの意思決定」(3.79点/2.54点)と「上司の支援」(3.76点/2.60点)でした。

また、「孤独感を感じることがある」と回答した20代は31.3%に上り、20代全体の19.8%が「孤立せずに働けている」と「孤独感を感じることがある」の両方に肯定しました。50代における同様の回答は7.2%でした。

働き方や求める職場環境に地域ごとの特徴

地域別の比較では、首都圏(埼玉県・東京都・神奈川県・山梨県)において「出社中心のハイブリッド勤務」を行う人の割合が20.0%となり、ほかの7地域の4.8~9.7%を上回りました。片道60分以上かけて通勤する人の割合も首都圏が35.8%で、全国の22.0%より高い結果となっています。一方で「通勤しやすい環境」を重視する人の割合は、首都圏44.0%、関西42.9%、ほかの6地域40.6%と小幅な差にとどまりました。

生産性に関する実感では、関西において「自分は生産的に働けている」と肯定した人が44.1%(全国37.9%)、「この職場では、自分の仕事の意味や価値を感じやすい」が45.1%(全国38.8%)、「自社のオフィスや働き方を人に勧めたい」が30.8%(全国26.8%)といずれも8地域の中で最も高くなりました。

今後働きたい職場の環境を一つだけ選ぶ設問では、九州で「心理的に安心して働ける環境」を最優先に挙げた人が24.9%となり、全国の18.8%を上回り8地域で最高となりました。東北(22.8%)や中四国(22.0%)でも2割を超えています。

今後オフィスに期待する役割(3つまで選択)については、「集中して業務に取り組む場所」が52.9%で最も多く、「同僚や上司と相談・連携する場所」が42.4%で続きました。

年代別でも「集中」は20代で45.7%、30代で50.5%、40代で56.6%、50代で57.4%と、すべての年代で1位となりました。2位の「相談・連携」との差は、50代の13.2ポイント(57.4%/44.2%)に対し、20代は8.1ポイント(45.7%/37.6%)と小さくなっています。また20代では「新しい知識や刺激を得る場所」(24.0%、50代19.1%)や「特にオフィスに期待する役割はない」(17.4%、50代13.5%)の割合が50代より高くなりました。

同社執行役員中央研究所上席研究員の二之湯弘章氏は、これからのオフィスの価値について、何人が何日来たかではなく、来た人が集中でき、相談でき、仕事が前に進むかで問われるとの見解を示しています。

調査概要と会社概要

【調査概要】

  • 調査名:イトーキ中央研究所「全国オフィスワーカー意識調査2026」
  • 対象:全国8地域の企業に勤務する20~59歳の正社員のうち、仕事の中心がオフィスで(現場業務が中心の人を除く)、業務全体のうちオフィスへ出社して働く時間の割合が7割以上の人
  • 調査期間:2026年8月28日〜9月2日
  • 調査方法:インターネット調査
  • サンプル数:有効回答4,650人(回答者5,350人から、評価設問すべてに同じ選択肢で答えた700人を除外)
  • 集計方法:地域・年代・性別の構成を、総務省「令和4年就業構造基本調査」に合わせた加重集計

【会社概要】

  • 企業名:株式会社イトーキ
  • 代表者:代表取締役社長 湊 宏司
  • 本社所在地:東京都中央区
  • 創業:1890年

本記事は株式会社イトーキの発表をもとに作成されています。

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